ゴジラxコング 新たなる帝国【Blu-ray】 [ レベッカ・ホール ]
評価:3
■ヒトコト感想
「ゴジラ×コング」の続編。キングコングが実は地底の世界の住人だったことが前回判明した。地底世界ではコングはまるで猿の惑星のようなスケール感で生活している。人間世界ではビルと同じくらいの大きさがあるコングではあるが、地底世界では周りも同じような大きさなので、普通のサイズ感、人間に近い大きさのように見えてしまった。
実は地底世界ではキングコング以外にも巨大な猿たちの帝国があり、そこを支配する存在もいた。ここにゴジラが参戦することになる。ゴジラとキングコングの対決はゴジラの方が強いという結論はでている。地底の帝国のボスざる+謎の氷を吐くドラゴンVSコング+ゴジラというような図式が出来上がっている。
■ストーリー
怪獣と人類が共生する世界で、未確認生物特務機関:モナークが察知した異常なシグナル。交錯する<地上世界/ゴジラテリトリー>と<地下空洞/コングテリトリー>。ついに一線を越えるゴジラとコングの激突のその先には、我々人類が知る由もなかった未知なる脅威が待ち構えていた。
■感想
コングの地底世界での日常が描かれている。コングに負けないほど凶暴な生物たちの弱肉強食の世界。オオカミが変化したような生物たちから追われるコングだが、圧倒的な力で謎の生物を破壊している。地底世界でもコングの食物連鎖での立場はトップに近いというのがわかる。
コングとは別の猿たちで作り上げられた猿の帝国であっても、コングにかなう者はいない。猿のボスはタイマンではコングに勝てないとわかると、奥の手である冷気を吐くドラゴンを登場させコングを負傷させている。
今回はゴジラはあまり活躍しない。基本は地上におり、原子力発電所から放射能を吸収するという作業をして力をためている段階だ。コングの動きの中で、様々な変化が訪れる。コングと人間の関係性はかなり完成しているというのがわかる。
コングは虫歯になったら人間い助けを求めるようになり、ドラゴンとの対決で腕を凍傷で負傷しても人間の助けにより復活している。さらには、ボスざるとドラゴンコンビに対抗するためにゴジラを呼び寄せるというアイデアを人間から得ている。
ボスざる+氷のドラゴンVSコング+ゴジラの戦い。ボスざるとコングはそれぞれ馬のようにドラゴンとゴジラを乗りこなしている。ボスざるの持つクリスタルにより氷のドラゴンは操作されているため、そのクリスタルを奪われた瞬間にボスざるは無力になる。
モスラまでも登場し、コングとゴジラの共闘というのが激しく描かれている。今回はゴジラはあまり活躍しない。終始コングメインの作品となっている。コングがより人間的に見えているのもポイントかもしれない。
地底世界はまるで「猿の惑星」のような雰囲気だ。