The Equalizer 3 ブルーレイ
評価:3.5
■ヒトコト感想
「イコライザー」「イコライザー2」はかなり強烈なインパクトのある作品だった。本作でも、ロベルトは単独で圧倒的な力を示している。冒頭からいきなりロベルトひとりで、イタリアの薬物取引マフィアを殲滅している。ロベルトはマフィアに銃を突きつけられたとしても、平然と椅子に座っている。次の瞬間には、両脇にいたマフィアはやられている。
圧倒的なロベルトの力を見せつける作品だ。負傷したロベルトが訪れたシチリアで住人たちによくしてもらう。そこでマフィアたちが暴れ、住人を脅し始める。ここでのロベルトの圧倒的な強者感がすさまじい。どれだけ巨大な組織であっても、ロベルト単独で殲滅してしまう。この爽快感が本作のすべてだ。
■ストーリー
元CIAトップエージェントのロバート・マッコールは、昼は紳士的で勤勉な男、夜はイコライザーとしてこれまで数々の悪を抹消してきた。ある時、訪れたシチリアでの[仕事]で負傷したマッコールは、辿り着いた静かな田舎町で温かく接してくれる人々に出会い、イコライザー引退を決意。だがこの小さな町にも魔の手は忍び寄っていた。大切な人々が次々と凄惨な事件に遭うのを見て、マッコールは再び[仕事]を開始する。しかしそれが引き金となり、事態はイタリア全土を巻き込む爆破テロ事件へと拡大してゆく……。
■感想
今度はロベルトがイタリアに乗り込む。なんでもないただの黒人であるロベルトが、実はとんでもない男だった。シチリアでの療養生活では、町の住人からよくしてもらう。ロベルトの素性を疑うことなく治療する医者。そして、医者の知り合いならばと受け入れる住人たち。
ロベルトがつかの間安心できる土地なのだろう。親切な住人たちがマフィアの食い物にされる。それを傍観者として見るロベルト。ロベルトがいつ動きだすかが物語のポイントだろう。
ロベルトの素性を怪しみ始めるCIAもいる。マフィアの違法薬物やテロ組織の行動を調査するCIAがイタリアにやってくる。その際に、ロベルトに目をつけるのだが…。ロベルトがすべての面でCIAを凌駕しているのがすさまじい。
ロベルトの圧倒的な能力がすさまじい。住人たちがマフィアに脅される場では、とうとうロベルトが動き出す。そこでマフィアを蹴散らせ、その後、暗闇でマフィアを殲滅する。ロベルトの容赦ない攻撃がすさまじいインパクトがある。マフィアが強烈な悪として描かれているだけに、ロベルトがどこまで残酷なことをしても正義感が強くなる。
ラストではすべての悪の現況であるマフィアのボスの屋敷にロベルトがひとりで乗り込む。屋敷を守る手下たちをひとりひとり殺害していく。マフィアのボスはロベルトがやってきたと知るのだが…。もはやロベルトを止めることは誰もできない。
マフィアから解放され平和が戻った町のカフェでのんびり紅茶を飲むロベルト。CIAは薬物組織を摘発し、ロベルトは安息の地を得る。ザ・ファイナルとなっているので、このシリーズはこれで終わりなのだろうか。
ロベルトの圧倒的な強者感をもっと見たい気持ちになる作品だ。