2020.9.24 マッコールの圧倒的なプロフェッショナル感【イコライザー2】
イコライザー2 [ ペドロ・パスカル ]
評価:3
■ヒトコト感想
前作ではその圧倒的な強さにしびれた。一瞬で相手がどのような動きをするかを分析し、対処を考える。今回もマッコールが活躍する。タクシードライバーとしてひっそりと暮らしながら、夜は悪人を始末する。正義のヒーロー的ではないのだが、近所の若者をまっとうな道へと戻すために壁のペンキ塗りの仕事を与えたりと、小さな世直し的な要素もある。
元上官であるスーザンが殺されたことを知り、復讐に動き出すマッコールなのだが…。相手が同じ組織のスペシャリストチームと知ると、無謀にも対決を挑む。お互いがプロフェッショナルだが、マッコールひとりで、巧みな罠を仕掛けつつ、多勢である相手を倒している。やはり、マッコールの圧倒的な強さが魅力の作品だ。
■ストーリー
昼の顔と夜の顔を合わせ持つ元CIA エージェント、ロバート・マッコール。昼はタクシードライバーとしてボストンの街に溶け込み、夜は冷静残虐に悪人を始末していく。彼の“仕事請負人=イコライザー"としての顔は誰も知らない。ただひとり、CIA時代の上官スーザンを除いては。だがある日、スーザンがブリュッセルで何者かに惨殺される。
唯一の理解者を失い、怒りに震えるマッコールは極秘捜査を開始。スーザンが死の直前まで手掛けていたある任務の真相に近づくにつれ、彼の身にも危険が。その手口から身内であるCIAの関与が浮上、かつての自分と同じ特殊訓練を受けたスペシャリストの仕業であることを掴む。今、正義の《イコライザー》と悪の《イコライザー》がついに激突する!
■感想
昼はタクシーの運転手としてごく普通に生活するマッコール。近所の不良学生を諭し、壁のペンキ塗りの仕事を与えるなど、一般人ではあるがよい人という雰囲気が強くでている。前作も人助けから巨大な組織と戦う羽目になっている。
今回は元上官であるスーザンが無残に殺されたことを知り、復讐のために動き出す。マッコールはその圧倒的な強さから元同僚たちからも一目置かれている。そんなマッコールを始末しようとする謎のグループがいる。平凡な日常を過ごしているマッコールは圧倒的に不利な立場だ。
タクシーを運転していると、突然客に襲われる。殺し屋がマッコールを始末しようとする。マッコールは車を巧みに操り、後部座席からナイフを持ち遅いかかる殺し屋を返り討ちにしている。タクシーを激しく左右に振り回し、相手のナイフと拳銃を奪いとり相手を殺す。
圧倒的なマッコールの強さには強烈なインパクトがある。そこからマッコールはスーザンを殺し自分を狙ったグループの存在をつきとめる。相手もごく普通の家庭をもっており、平然と会話をしながら、のちに殺し合いをするというのが強烈だ。
ラストの対決では嵐で人気のない街の中で、空き家を巧みに利用しマッコールは相手グループと対決している。相手は複数、マッコールはひとり。高所からの狙撃手もいる中で、マッコールは次々と敵を倒している。相手もプロだが、マッコールはさらに上をいく能力をもっている。
敵は次々と倒され、最後にはリーダー的人物と戦うことになる。相手にもごく普通の家族がおり、何食わぬ顔をしてつい先日まで仲良く会話をしていたマッコール。血も涙もなく、相手を殺すことができるのはマッコールの強さなのだろう。
前作よりもマッコールのプロフェッショナル感が強い。
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