ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密


 2024.2.28    魔法界の総選挙で勝つために【ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密】


                     
ファンタスティック・ビーストシリーズ / ファンタスティック ビーストとダンブルドアの秘密
評価:3

■ヒトコト感想
ファンタスティック・ビーストシリーズ第3弾。これまでの「魔法使いの旅」「黒の魔法使いの誕生」に続く物語だ。前作でグリンデルバルドが登場し、黒の魔法使いの仲間を増やして終わった。本作ではグリンデルバルドとたちとの対決がメインで描かれている。冒頭にニュートが麒麟の子供を取り出す。この麒麟がラストで大きな役割をする。

グリンデルバルドが魔法界を牛耳るのか、それとも…。ダンブルドアとグリンデルバルドの関係も明らかとなる。ハリポタシリーズのおなじみの音楽やボグワーツが登場したりと、ハリポタファンが楽しめる展開は盛沢山だ。魔法動物の特殊さや魔法使いたちの特殊な魔法を楽しむべき作品だろう。グリンデルバルドがラストで逃げたため、続編があるのは確定している。

■ストーリー
魔法動物を愛するシャイでおっちょこちょいな魔法使いニュートが、ダンブルドア先生や魔法使いの仲間たち、そしてなんとマグル(非魔法族)と寄せ集めのデコボコチームを結成!史上最悪の黒い魔法使い、グリンデルバルドに立ち向かう!全ハリー・ポッターファン必見!ホグワーツ城、ホグズミード村、不思議なトランクや可愛い仲間のビーストたちとともに、ますます広がる魔法の世界。そして明かされる、ダンブルドアとその一族に隠された誰も知らない秘密とは――!?

■感想
ニュートが冒頭に取り出した麒麟の双子のうち一匹が黒の魔法使いの仲間に奪われてしまう。麒麟は指導者を選らぶ際に重要な役割をする。ニュートたちは仲間を集めてグリンデルバルドの悪行を止めようとするのだが…。

グリンデルバルドは魔法界の中枢に入り込んでいる。裁判にかけられたとしても無罪となってしまう。マグルと魔法使いの結婚はもってのほかということで、純粋な魔法使いによる世界の支配をもくろんでいる。グリンデルバルドに対抗できるのはダンブルドアだけなのだが…。

次期指導者の座を狙うため立候補したグリンデルバルド。麒麟の死体を操って自分が指導者となろうとしたのだが…。ニュートたちは生きている麒麟の子供を手に入れて正しい指導者を選ぼうと動き出す。ニュートの仲間にはパン屋を営むマグルのジェイコブもいる。

ジェイコブは魔法使いのクイニーと結婚するために動き出す。ニュートたちが様々な妨害に合いながらもグリンデルバルドたちの指導者決定の瞬間に間に合うのだが…。ラストでのダンブルドアとグリンデルバルドの戦いは強烈だ。

シリーズとしてはどうやら5部作らしい。魔法界がどのように変化していくのか。ハリポタシリーズとの関係や、つながりが気になるところだ。ニュートたちがボグワーツの内部に入り、子供たちにジェイコブがいたずらされるのもよい。

黒の魔法使いの内部でも仲間割れがあり、ダンブルドアと黒の魔法使いたちの戦いや、そんな中で、ラストのクイニーとジェイコブの結婚式でティナゴールドスタインが登場したのが良い。物語の流れとして、メインキャストが変わったりしたのだが、違和感なく楽しめた。

シリーズはまだまだ続くのだろう。



おしらせ

感想は下記メールアドレスへ
(*を@に変換)
pakusaou*yahoo.co.jp