ファンタスティック・ビーストと黒の魔法使いの誕生


 2020.12.30      黒い魔法使いが誕生する瞬間【ファンタスティック・ビーストと黒の魔法使いの誕生】

                     
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 [ エディ・レッドメイン ]
評価:3

■ヒトコト感想
前作よりもさらにハリーポッターシリーズへと近づいている。ニュートが様々な動物を扱いながら魔法ワールド全体の危機に対応しようとする。ハリポタを見ていないと、ダンブルドアだとかホグワーツ魔法学校の様々な出来事が理解できないだろう。ハリポタの前の時代だが、若きダンブルドアが登場したりと重要なキャラが多数登場してくる。

魔法使いが世界を支配すべきという悪しき思想をもつグリンデルバルドによって黒い魔法使いが誕生する。相変わらずこのシリーズの映像的なインパクトはすさまじい。魔法による戦いのすばらしさと、魔法動物のバラエティに富んだ見た目と能力の数々。黒い魔法使いが生まれる場面がクライマックスなのだがろう…。それまでの魔法動物たちの方が印象深い。

■ストーリー
捕らえられていた強大な“黒い魔法使い”ゲラート・グリンデルバルドが逃走する。その一報を受け、魔法動物学者ニュート・スキャマンダーは、ホグワーツ魔法魔術学校の恩師アルバス・ダンブルドアに呼び出される。予測不能な危険に立ち向かいながら、ニュートはグリンデルバルドの企みを阻止できるのか。純血の魔法使いが非魔法族を支配すべきというグリンデルバルドの思想によって、今、魔法ワールド全体が分断されようとしている。

■感想
ハリポタの前の時代の物語なので、ハリポタを見ている方がより楽しめるのは間違いない。ホグワーツ魔法学校の校長であるダンブルドアが、まだ髪の毛が黒い状態で登場する。ニュートをたきつけ、グリンデルバルドの野望をニュートに阻止させようとする。

物語のカギとなるのは、まだこの段階では黒い魔法使いとなっていない男だ。自分の出自を知り、ダンブルドアの弟である男は、グリンデルバルドの思想に感化されていく。グリンデルバルドのカリスマ性はすさまじいものがあるのは間違いない。

ニュートの周りでは相変わらず魔法動物たちであふれている。魔法での戦いのインパクトはすさまじいのだが、ニュートが魔法動物を手名付けるシーンも本作のメインのひとつだろう。ニュートはどんなに危険な魔法動物であっても、自らの危険をかえりみずに手名付けようとする。

ニュート自身の魔法使いとしての高い能力もあるのだが、魔法動物に対する愛情が根底にあるのだろう。前作から魔法動物の扱いをメインとしていたのだが、今回は悪の魔法使いとの対決がメインとなっている。

ラストはグリンデルバルドが魔法使いたちを集め、黒い魔法使いになるように皆を先導する。魔法を使えない人間たちに世界をまかせていたらどうなるのか。魔法使いが世界を支配し、平和な世界とすべき、というのがグリンデルバルドの主張なのだが…。

ハリポタシリーズを見ていれば、今後、黒い魔法使いとして登場するキャラが、まだこの段階ではどちらに転ぶかわからない状態であることがわかる。ハリポタシリーズをすべて見ている人は見るべき作品だろう。

魔法動物たちの映像も必見だ。



おしらせ

感想は下記メールアドレスへ
(*を@に変換)
pakusaou*yahoo.co.jp