ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅


 2019.2.15      魔法動物の個性がすべてだ 【ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅】

                     
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
評価:3

■ヒトコト感想
魔法動物を扱う変わり者の魔法使いニュートが、ニューヨークで騒動に巻き込まれる。魔法のトランクに様々な魔法動物を閉じ込め、魔法動物を保護しようとする。魔法使いと人間社会が共存する世界。人間たちは、魔法使いの記憶を消されており、それぞれの社会は分断され共生している。

魔法動物がニューヨークの街に飛び出したことで大騒ぎとなる。普通の人間と魔法使いが密接にかかわることはタブーとされている中で、どのようにして元どおりに戻すのか。魔法動物たちの特殊さがすさまじい。そして、ニュートが動物使いとして、たくみに動物を操りながら戦うことになる。人間社会が邪悪な魔法使いによって大きな被害を受け、それをやめさせようとするのがニュートだ。

■ストーリー
今度の魔法は、もっとすごい。魔法使いのニュート・スキャマンダーは、優秀だけどおっちょこちょい、そして魔法動物をこよなく愛する変わり者──。世界中を旅しては魔法動物を研究し、不思議なトランクの中に保護している。ある時ニュートは、旅の途中でニューヨークへ立ち寄ったが、ひょんなことから自分のトランクが普通の人間(ノー・マジ)のトランクと入れ替わってしまう!

トランクの中から魔法動物たちは逃げ出してしまい、ニューヨーク中を巻き込む大騒動に! そこで出会う仲間たちや奇想天外な魔法動物とともに、ニュートの新しい冒険が始まる!

■感想
魔法使いのニュートが、ひょんなことから魔法のトランクを、人間のトランクと入れ替えてしまう。その結果、ニュートが捕獲した魔法動物たちが、人間世界へと飛び出してしまい…。前半は魔法動物とニュートの追いかけっこに終始する。その間に、魔法動物を外部に流出させたことを魔法社会の幹部たちに責められたり…。

前半部分で、魔法使いの社会と人間の社会が共存していることがわかる。その条件として、お互いに干渉しないというのがある。万が一、魔法使いのことを知られた場合は、即座に記憶を消す手段をとる。

ニュートが全ての魔法動物たちを魔法のトランクに詰め込んだとしても、まだ人間社会に被害を与える魔法動物が存在していた。被害の元凶は渦巻のような邪悪ま魔法動物を何者かが生み出していたためだった。それは本人ですら制御できない状況だった。

人間の地位ある有名人の息子が、この魔法動物に殺されたことにより、事態は人間界と魔法界を巻き込む大騒動となる。全面戦争も避けられない状況のはずが…。魔法使いの中には、人間社会に知られずにひっそりと生活することに嫌気がさした者もいた。

ニュートは魔法のトランクから様々な魔法動物をとりだし、臨機応変に活用している。ニューヨーク中の人間に魔法使いの記憶を消させる方法。ある時は、魔法動物をたくみに操り絶体絶命のピンチから脱出したりもする。ニュートのキャラはトランクをなくしたりとドジなことは間違いない。

しかし、ときおり見せる魔法の能力はピカイチであり、魔法動物を捕獲する力もすさまじい。本作はシリーズ化されているだけに、今後は魔法動物の種類が増えていくのは間違いないだろう。

魔法動物の個性がすべてだ。



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