アルマゲドン2020


 2022.4.5      最新テクノロジーの映像がチープだ【アルマゲドン2020】

                     
アルマゲドン2020 [ ケイト・ワトソン ]
評価:2.5

■ヒトコト感想
アルマゲドンというタイトルが付く作品はいくつかある。「アルマゲドン2009」というのを見たことがあるのだが、あの有名なアルマゲドンとは別物だ。本作もタイトルにアルマゲドンがついてはいるが、まったく別物だ。隕石が地球に落下し地球が滅亡する危機ということで、アルマゲドンというタイトルがついているようだ。

全体的に映像は最新テクノロジーをもちいてはいるが、それでも映像はチープだ。コンピュータの操作はゴーグルのようなものをかけて手を動かして操作している。核ミサイルで隕石を破壊するといういつものパターンが通じないとわかると、なんだか強烈にアクロバティックな方法で隕石を回避している。ラストのゴタゴタはなんだかよくわからないうちに終わっているような感じだ。

■ストーリー
巨大流星雲が地球に接近、世界は隕石雨の猛威にさらされていた。軍は核ミサイルでの隕石迎撃を決定、作戦は実行に移される。だが、科学者のグウェンたちは、更なる危機の到来を察知していた。直径4キロの小惑星《フェートン》が軌道を外れ、流星雲の陰に隠れて地球に接近していたのだ…!

■感想
世界中が隕石の恐怖にパニックとなる。巨大な隕石が地球に近づき激突する恐怖が描かれている。科学者が主役の本作。まずは核ミサイルを撃つことを止めるために動き出すのだが…。車に乗るために森を移動していると空から小さ目な隕石が次々と降ってくる。

隕石の衝撃で怪我をしたりもする。まずこの映像がチープだ。とってつけたように隕石が登場人物の近くに落ちてきて道路に穴があく。世界的な危機のはずが、クローズアップされるのは科学者周辺だけだ。

核ミサイルを撃つ施設の大佐が登場するのだが、「トップガンナー」で登場した大佐と同じだ。微妙な作品の大佐役として重宝される俳優なのだろうか。科学者たちの意見に耳を傾けない堅物な大佐が、真実を知り科学者たちに協力する。

大佐や国の司令官がいる部屋が、まさにチープな作品の見本のような指令室となっている。少人数で指令室を運営しており、ひとりの科学者がキーボードを少し操作しただけで、あっという間にミサイルの半分が使えなくなり、ネットワークが切断されてりもする。

核ミサイルでの隕石破壊が失敗し、最後には科学者が戦闘機を操縦し、そのまま科学施設に突っ込み電磁波のようなものを発生させ核ミサイルを誘爆させるという流れだ。なんだか原理がよくわからない。結局は自己犠牲の精神として、戦闘機にミサイルがないからと戦闘機ごと突っ込むしかないという流れなのだろう。

ラストでギリギリ脱出できた、というのが感動ポイント?なのだろう。アルマゲドンとしては、この自己犠牲の精神が重要なのだろう。

アルマゲドンシリーズは大量にあるようだ。



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