ワイルド・スピード


 2020.7.11      カスタムカーを賭けたレース【ワイルド・スピード】

                     
ワイルド・スピード [ ヴィン・ディーゼル ]
評価:3.5

■ヒトコト感想
ワイルドスピードシリーズの第一弾。今まで新しい作品第二弾は見たが、シリーズの初回は見ていなかった。やはり、シリーズを続けるきっかけとなった作品だけに面白さが際立っている。単純なカーアクションものではなく、仲間との交流や敵との対決など、二転三転する展開が良い。ブライアンが潜入捜査として入り込む。そこで人間関係を作り上げるのだが…。

序盤でのカスタムカーによるハイスピードバトルは必見だ。アクセルワークだけでなく、ターボを駆使した激しいレース。当然ながら大金を賭けるだけでなく、車の所有権を賭けたりもする。対立チームとの闘いや、トラック襲撃事件の犯人を見つけ出すくだりなどもドキドキワクワクしてくる。これはヒットすると予感できるシリーズの始まりだ。

■ストーリー
極限までチューンナップされたカスタムカーのハイスピードバトルをCGを駆使して描いたカーアクションシリーズ第1弾。

■感想
カスタムカーによるハイスピードバトル。ブライアンは連続トラック襲撃事件の犯人グループと思わしきところへ入り込む。相手に近づくためにカスタムカーによるバトルに挑戦するのだが…。このくだりが良い。

ハイスピードバトルの対決でブライアンはあっさりと負けてしまう。そして車を奪われてしまう。ひとつのレースで負けたらかなり改造に金を費やしたカスタムカーを奪われるのは衝撃だ。ただ、ここから警察に追われた者を助けたことでブライアンはグループに近づくことに成功する。

ブライアンとグループのリーダーの間に友情のようなものが芽生え始める。そして、ブライアンはリーダーの妹に恋をする。このあたりの人間関係はのちのシリーズにもずっと続いていく強固なものだ。本作でメインキャラとなれたことで、シリーズに出演し続けているのだろう。

ハイスピードバトルの合間には友情を大事にするリーダーの男気がある。グループメンバーが危機におちいると必ず助けようとする。仲間を見捨てる者は許さない。この圧倒的なカリスマ性が犯罪組織を維持する秘訣なのだろう。

ブライアンはトラック襲撃犯が誰なのか困惑する。リーダーが犯罪にかかわっていると信じることができない。ここまでは観衆としても、どのような流れとなるかわからない。後半は怒涛の展開だ。トラック襲撃犯が実はリーダーたちだったと判明してもなお、ブライアンはリーダーたちを助けようとする。

ハイスピードカーアクションの中で、仲間を助けようとするリーダー。それを手助けするブライアン。ブライアンが警察の犬だということがわかってからも…。ラストの流れは、明らかに続編があるぞという雰囲気がある。

これはシリーズ化もうなずける展開だ。



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