ワイルド・スピード SKY MISSION


 2020.6.28      ビルの窓からビルの窓へ車で飛び移る【ワイルド・スピード SKY MISSION】

                     
ワイルド・スピード SKY MISSION [ ヴィン・ディーゼル ]
評価:3

■ヒトコト感想
ワイルドスピードシリーズの売りである激しいカーチェイスは健在だが、よりアクション性が強くなっている。今回は最強の敵であるデッカードが弟の敵討ちのためドミニクたちを狙う。ジェイソン・ステイサムが悪役として登場することで、豪華さがグレードアップしている。デッカード、ドミニク、そして謎の犯罪組織がみつどもえで対決する。

レティという最強のハッカーを奪還するために、なんでもありな戦いとなる。激しいカーチェイスがメインのため、車関係はよりエスカレートしている。はるか上空から車で飛び降りる。ドバイの高層ビルの窓をぶち破り隣の高層ビルの窓に突っ込む。むちゃくちゃなカーチェイスをすばらしい映像で表現している。

■ストーリー
ヨーロッパ全土で暗躍していたオーウェン・ショウ(ルーク・エヴァンス)率いる国際犯罪組織を壊滅させ、レティ(ミシェル・ロドリゲス)を奪還したドミニク(ヴィン・ディーゼル)と仲間たち。ロサンゼルスで安息の日々を過ごす彼らのもとに、東京から1本の電話が入る。「お前たちの仲間を殺した。」――電話の主はデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)。

オーウェン・ショウの兄であり、かつてドミニクたちが対峙したどんな敵よりも恐ろしい男だった――。弟の仇を討つために復讐に燃えるデッカード・ショウと、仲間を失い怒りに燃えるドミニクたち。すべてを奪おうとする男を目の前に、遂にドミニクら“ファミリー"は最後の手段に打って出る――。

■感想
ワイルドスピードシリーズの最新作。過去にドミニクたちが壊滅させた犯罪組織の長の兄であるデッカードが復讐のためやってくる。仲間を殺され怒りに震えるドミニクたち。さらには、世界を牛耳るシステムを扱う犯罪組織。

そもそもシリーズとしては豪華な出演者なのだが、そこにジェイソン・ステイサムが加わることでかなりパワーアップしている。ドゥエインジョンソン対ジェイソンステイサムからスタートする本作。ジェイソン・ステイサムが登場したことで、カーチェイスよりもアクションメインとなっている。

とは言ってもカーアクションもすばらしい。スーパーカーがハイスピードで疾走し、マシンガンやバルカン砲が連射される中を激しく動き回る。ヘリから激しく攻撃されると、銃弾を避けるために巨大なキャリアカーの下に入りこんで避ける。

カーチェイスのシーンはまさにスピード感抜群で、すさまじい勢いがある。車が崖から落ちそうになりながら、その車の屋根を走りながら、落下する車から脱出しようとする。見どころ満載のカーアクションであることは間違いない。

本作のメインはドバイの超高層マンションでのカーアクションだろう。390キロをだせるスーパーカーで超高層マンションを窓から窓へ飛び移る。ありえない映像の数々を見せられると、すべてがマヒしてくる。ブレーキの利かなくなったスーパーカーを回転さえながら脱出する。

やはりワイルドスピード的な映像の数々は強烈だ。エンディングでは今までのシリーズのシーンが流される。出演者の若かりし映像が流れるとなんだか感慨深いものがある。シリーズファンならば間違いなく感動するだろう。

カーアクションとしてはナンバーワンだ。



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