2019.10.25 迫力の肉体美【ザ・ヘラクレス】
ザ・ヘラクレス
評価:2.5
■ヒトコト感想
ヘラクレスを描いた作品。筋肉隆々のヘラクレスが周りから疎まれながらもたくましく成長し、ついにはカリスマ性をもちギリシャの英雄たちの頂点へと上りつめる物語だ。ギリシャ神話系の物語としてはヘラクレスに目新しさはない。ゼウスの子として生まれたヘラクレスは兄や父親から疎まれることになる。兄とはヘベを取り合う形となる。
ヘラクレスがあまりにも優れているために兄は劣等感の塊と化している。父親も内心はヘラクレスのことをおそれているのがまるわかりだ。そんな状態なので、ヘラクレスは地獄へと飛ばされるのだが…。怒りをためたヘラクレスの暴れっぷりはすさまじい。鎖につながれていたとしてもコンクリートごと引きちぎって暴れまわる。
■ストーリー
古代ギリシャ。オリンポスの神・ゼウスの子として産まれたヘラクレスは、美しい姫へべと恋に落ちるが、兄との政略結婚のため、2人は引き裂かれてしまう。決して生還できない戦地へと送られたヘラクレスだが、仲間と協力し各地にいる猛者と転戦しながら九死に一生を得る。暴君アンピトリュオン王の圧政から王国を解放する戦いの中で、義兄から恋人へべを奪い返し、ヘラクレスはギリシャの英雄たちの頂点を目指す―。
■感想
「パーシージャクソンとオリンポスの神々」を最近見たのでそれとかぶる部分がある。また他作品としても「ヘラクレス」があり、この手のギリシャ神話をモチーフとした物語は多い。本作でもヘラクレスが主人公であり激しく肉体的な対決を続けている。
ヘラクレスはゼウスの子どもということで、実の兄や父親からはその正体を怪しまれている。美しい姫のヘベに恋をしたヘラクレス。同じく兄もヘベに恋をするのだが、明らかに肉体的な強さはヘラクレスだ。それでも兄のプライドからかヘラクレスに対して強烈な攻撃を加えている。
ヘラクレスの強烈なインパクトのある肉体はすさまじい。父親や兄から疎まれヘラクレスは地獄に送られてしまう。ここで二度と帰ってこれないはずなのだが…。ヘラクレスのすさまじい戦闘能力により奴隷としえ囚われてはいたが、その実力で抜け出すことができた。
このあたりは中世ヨーロッパの奴隷同士の戦いなど、どこか拳闘士的な印象もある。相手も筋肉隆々だが、ヘラクレスは実用的な筋肉で体がでかい相手に対してもテクニックで相手を翻弄したりもする。
父親と兄はヘラクレスの実力をおそれている。そのためヘラクレスをとらえた際には、これでもかと厳重な守りを敷いている。両手を鎖につなぎコンクリートで固めている。それでもヘラクレスの怒りはコンクリートを砕くほどの勢いがある。
鎖につながれた巨大なコンクリートを振り回して相手を倒し続けるヘラクレス。まさに魔人のごとき強さだ。そんなヘラクレスはゼウスの力を使いながら、カリスマ性を発揮して父親と兄の軍隊すらも凌駕する力を示す。
ヘラクレス系の作品としては安定している。
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