ヘラクレス


 2017.9.30      自分の死を予言する男 【ヘラクレス】

                     
ヘラクレス 怪力ロング・バージョン
評価:2.5

■ヒトコト感想
強靭な肉体を持ち、あらゆる敵を倒してきた生きる伝説ヘラクレス。そんなヘラクレスが金のために傭兵稼業を行っていた。トラキアの国王に雇われたヘラクレスは困難な闘いに巻き込まれることになる。ヘラクレスの強さはこの際どうでも良いのかもしれない。ポイントはヘラクレスの仲間たちだ。ライオンのように獰猛な男や、弓の名手の女。そして、自分が火の槍に突き刺されて死ぬことを予言した男など、非常にバラエティに富んでいる。

そんなヘラクレスが困難な闘いに挑む。大量の兵士たちの戦いのスケールはすさまじい。兵士は米粒大の大きさで、その米粒同士がぶつかり合う。方や楯を構えて王を守り、方や馬に乗り槍を突きつけようとする。とてつもなくスケールはデカい。

■ストーリー
神々の王ゼウスと、人間の女の間に生まれたヘラクレスは、恐るべき怪物と戦う〈12の難業〉を成し遂げ、生ける伝説となる。時は流れ、紀元前358年。アテネ王に仕えていたヘラクレスは、最愛の妻と子供たちの死を機に傭兵となり、金のために仲間と諸国を転戦していた。ある時、トラキアの国王に、反乱軍から国を守ってほしいと頼まれるが、戦地で彼らを待ち受けていたのは過酷な戦いと卑劣な罠だった……。

■感想
ゼウスと人間の間に生まれた男ヘラクレス。恐るべき怪物たちを打倒してきた伝説の男。ヘラクレスはステレオタイプな強者だ。筋肉隆々でワイルド。人望もあり女にもモテる。圧倒的なカリスマ性と力があるので、どんな敵も打倒してしまう。

そんなヘラクレスがトラキアの国王に雇われることになり、反乱軍から王を守ることを命じられる。ヘラクレスの唯一の弱点は妻と子供を何者かに殺されたトラウマだ。その悲しみを胸に抱えたまま傭兵としてトラキアの王を守る任務につく。

ヘラクレスの仲間たちはすさまじい。トラキアの兵士たちを鍛える際には、ヘラクレスの仲間たちがビシビシとしごく。その中でもライオンのように勢いのある男は強烈だ。ちょっと頭は弱わそうだが、圧倒的な威圧感となにをやるのかわからない勢いがある。

弓矢の名手の女も、恐らくはヘラクレスに恋をしているのだがその気持ちを表にだすことなく、ひたすら矢で相手を貫いていく。極めつけは自分の死期を予言している男だ。今日はしなないと思うと、とてつもない無茶をする。その逆に今日が死ぬ日だとわかると、それをあっさりと受け入れる。

怪物たちよりも何よりも一番恐ろしいのは人間ということだろう。まるでケルベロスのように見える3匹の犬。ヘラクレスに獰猛に襲いかかるのだが、犬の口を縦に引き裂くなどしてヘラクレスはあっさりと犬たちを倒してしまう。

妻と子供を殺した犯人が判明すると、怒り狂ったヘラクレスは暴挙にでる。長髪でワイルドで筋肉モリモリの男が襲いかかってきたら誰もがビビるだろう。ヘラクレスの迫力は相当なものがあることは間違いない。

ヘラクレスはステレオタイプな強者だ。



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