2021.4.25 ジャックブラック風な主人公【燃えよ!ピンポン】
燃えよ!ピンポン
評価:2.5
■ヒトコト感想
卓球をテーマとした作品だが、「ピンポン」のような青春卓球物語でもない。どちらかというとジャックブラック主演のコメディ作品的な印象がある。主人公のランディを演じる俳優が、まさにジャックブラックをコピーしたような雰囲気がある。チリチリパーマで小太りで特徴的なもみあげ。動けるデブが細かく動いてありえない卓球を繰り広げる。
負ければ死ぬというサドンデスな卓球を繰り広げ、悪の組織と戦う。かなり強引なコメディ映画だ。悪の組織のボス以外はまったく見たこのない俳優ばかり。どうも、続編が存在するらしいのだが…。それなりに人気があるから続編が作られたのだろう。卓球でコメディというのが新しいのだが、ちょっと「少林サッカー」的な雰囲気もある。
■ストーリー
かつて天才卓球少年として騒がれ、オリンピックに出場したランディ。しかしぶざまな敗退後は一転、全米の笑い者へと転落人生をまっしぐら。そんな彼が突如、FBIの依頼で裏社会の卓球世界大会に出場し潜入捜査をすることに。なまりきったメタボボディを鍛えなおすべく、再びカンフー卓球の老師の下で猛特訓に励むランディ。実はその大会は全世界のメダリストが結集、敗者は容赦なく殺害される、恐るべきデスマッチ・トーナメント。しかも主催者は父を殺した宿敵だった!果たしてランディは生き残ることができるのか!?
■感想
幼少期は天才卓球少年と言われたランディ。挫折し卓球をあきらめるのだが…。そこからFBIの依頼で闇の卓球大会に出場する。主演のランディを演じるのはまさにジャックブラック的な雰囲気の俳優だ。幼少期の卓球を思い出しトレーニングをする。
カンフー卓球の老子の下で特訓し、メキメキと力をつけるランディ。最初はドラゴンという、地域で有名な卓球の達人と戦うことになる。周りを筋肉粒々のカンフーの弟子たちに囲まれて登場したのは。。。ランドセルを背負った少女だった。この手の流れが良いのだろう。
ランディはドラゴンを破り闇の卓球大会に参加する。ここでは、ランディの面白卓球が繰り広げられる。辛くも勝利したランディ。負けた相手は吹き矢で殺されてしまう。負けたら即、死が待っているというとんでもないデスゲーム。
ランディは慌てて逃げ出そうとするのだが…。ラスボスとの卓球対決は衝撃的だ。3点差がつくと体に電流が流れる仕組みの機器をつけて戦う。もはや卓球ではない。卓球台から離れてもワンバウンドさえすればよいというむちゃくちゃなルールだ。
ボスとランディの対決は屋敷を抜け出してしまう。ワンバウンドさえすればよいのだから、そのまま外でも卓球をし続ける。ついにはつり橋で決着がつく。もはやこうなると卓球のルールはどうでもよくなっている。ランディは愛する人との卓球対決でも、相手がやる気を出さない状態で、相手の体に球を当てて、ラリーを続けている。
コメディとしての面白さは微妙だ。卓球をテーマとしたことに新しさがあるのだろう。ラスボスのみクリストファー・ウォーケンが演じているのがやけに目立っている。
本作の続編があるなら、少しだけ見てみたい。
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