マッド・マックス サンダードーム


 2020.10.27      ブラスターは超マッチョな赤ちゃんだ【マッド・マックス サンダードーム】

                     
マッドマックス/サンダードーム [ メル・ギブソン ]
評価:2.5

■ヒトコト感想
マッドマックスシリーズの第3弾。今回は荒廃した世界の中で、女帝が支配する街でマックスが戦う物語だ。まさに北斗の拳っぽさが際立っている。サンダードームという金網に囲まれた闘技場でマックスはマスターブラスターと戦う。このブラスターは強烈なインパクトがある。街を裏で牛耳るコンビ。大男で仮面をかぶったブラスターと、ブラスターの肩にのる小さなおじさん。

おじさんが頭脳でブラスターが肉体。世紀末にふさわしい風貌と残虐性をもちあわせている。そのほかには、女帝からの追撃を避けるために車で逃げ回るマックス。激しいカーチェイスはマッドマックスらしさにあふれている。マッドマックス第2弾よりもよくわからないストーリーであることは間違いない。

■ストーリー
核戦争により世界が灰と化して15年。女帝アウンティ・エンティティの支配する街ではサンダードームで開かれる一対一の死闘に熱狂していた。戦士を求めていたアウンティの罠に落ちたマックス。彼を待ち受けていたのは、最強の怪人マスター・ブラスターとの命を賭けた闘いだった!女帝役のティナ・ターナーの豪快な演技が話題を呼んだ「マッドマックス」シリーズ第3弾!

■感想
女帝が支配する街にたどりついたマックス。ここで女帝の命令でブラスターと対決することになるのだが…。まず序盤はこのマスターブラスターの存在が強烈なインパクトがある。肩の上には小さなおじさんがのり、ブラスターにあれこれ指示をだす。

小さなおじさんが頭脳となり、ブラスターが肉体となる。ブラスターの巨体は圧倒的で、奴隷たちや街の人々を恐怖のどん底におとしいれる。ブラスターたちの恐怖で、女帝すらも手をだせないでいる。そんな状況を打破するため、女帝はマックスにブラスターと戦うことを命じる。

サンダードームでブラスターと戦うことになったマックス。入るのは二人だが、出てくるのは一人という合言葉のようなものが周りで叫ばれる。戦いが始まると必ずどちらかが死ぬまで戦うしかないということだ。

マックスとブラスターの対決では、ブラスターの怪力に苦戦したマックスだが、最後には巨大なハンマーでブラスターの仮面をぶち破ってしまう。怪力の巨人であったブラスターだが、その見た目は子供だ。でかい体に似つかわしくないその表情は強烈だ。サンダードームで負けたことで、ブラスターはあっさりと周りの者たちに殺されてしまう。

強烈なインパクトがあるのは、マックスが女帝たちに追われる場面だ。ここはマッドマックスらしく激しいカーチェイスがある。北斗の拳的なモヒカンの雑魚キャラたちがマックスを追いかけ続ける。マックスのおかげでブラスターを排除できたのだが、女帝はドライに今度はマックスを排除しようとする。

マックスは謎の原住民たちを連れて街へ入り込もうとする。世紀末感あふれる展開ではあるが、もはや何がなんだかわからなくなっている。マッドマックスの初代からすると想像できない流れだ。

最新作との違いの大きさには驚かずにはいられない。



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