マッド・マックス2


 2020.10.26      石油製油所を守るために奔走する男【マッド・マックス2】

                     
マッドマックス 2
評価:3

■ヒトコト感想
「マッドマックス」から続く物語かと思いきや…。ガラリと様変わりしている。荒廃した世界の中でマックスがガソリンを求めて戦う。北斗の拳のモデルとなった作品だけに、マックスはケンシロウに見えて仕方がない。貴重なガソリンを生成する工場が暴走族グループに狙わる。そこに居合わせたマックスが暴走族と対決する。

最新作でもある「怒りのデス・ロード」は本作をベースに作られているのだろう。巨大なタンカーに乗り、周りを暴走族に囲まれながら逃げ続ける。暴走族は北斗の拳の雑魚キャラそのまんまだ。当時の映像としてはかなり激しいアクションなのだろう。中東戦争が起きると本作のような状況になると当時は信じられていたのだろうか。。。

■ストーリー
家族を失ったマックスは、最強マシン(インターセプター)とともにガソリンを求めて彷徨っていた。中東戦争の勃発で石油が貴重品となり、各地で壮絶な奪い合いが続発している。やがてマックスは製油基地を守る人々と暴走族の抗争に遭遇。ガソリンを条件に別天地への脱出を頼まれ、再び暴走族との孤独なハードバトルに挑んでいく。

■感想
中東戦争で荒廃した世界でマックスが孤独に動き出す。前作の状況からかなり様変わりしている。マックスは犬を連れ最強マシンで旅する生活をしている。ガソリンが貴重な世界なので、ガソリンを手に入れることに必死となる。

マックスは寡黙だがやることは強烈だ。暴走族に対して攻撃し殲滅している。途中で謎の軽飛行機をもつ男をお供にしてガソリンを精製する工場を発見する。そこは暴走族に狙われていた。まさに、北斗の拳の実写版のような登場人物たちばかりだ。

マックスは石油の精製する工場に入り込み、暴走族から守るために奮闘する。精製工場から脱出し、タンカーを引くトラックを探しにいった者たちは、すべて暴走族につかまり殺され、人質にされている。マックスはその中のひとりを助け出し、代わりにガソリンをもらおうとするのだが…。

ガソリンが貴重なため、暴走族は必死で工場に攻撃を繰り返す。バスを入り口に止めてバリケード代わりにするなど、工場を守る側は必死になる。基本的な武器はボーガンなので、銃をもつマックスはそれだけでアドバンテージがある。

マックスと暴走族の戦いはすさまじい。マックスは囮となり工場からタンカーを運転して脱出する。それに食いつく暴走族たち。タンカーにはたっぷりとガソリンが詰まっていると勘違いしている。マックスは周りを暴走族に囲まれた状態でタンカーを運転し続ける。

ボウガンの矢が飛び交い、タンカーのタイヤはパンクさせられ、目の前に横たわる車を引きながら突っ走っている。マッドマックスの真骨頂なのだろう。激しい戦いの中で、暴走族のボスが死ぬことで、いったん闘いは終わるのだが…。

あまりセリフはなくひたすら効果音と映像で楽しませる作品だ。



おしらせ

感想は下記メールアドレスへ
(*を@に変換)
pakusaou*yahoo.co.jp