恐竜超伝説 劇場版ダーウィンが来た!


 2022.1.9      ティラノサウルスにはモサモサと毛が生えていた【恐竜超伝説 劇場版ダーウィンが来た!】

                     
恐竜超伝説 劇場版ダーウィンが来た!
評価:3.5

■ヒトコト感想
過去にダーウィンが来たの映画版は見たことがある。本作は恐竜をまるでリアルに生きている生物のようにCGで描いている。自分が子供のころに見たことのあるティラノサウルスの絵などと比べ、リアルなのは当然なのだが、ティラノサウルスに毛がモサモサと生えていることに驚いた。最新の研究で発見されたことなのだろう。

色については、恐らくは想像でしかないのだろうが…。まるで今まさに生きているようなリアルさで描かれるCGは強烈だ。巨大で凶暴なティラノサウルスでさえ、海に引きづりこまれると手も足もでない。弱肉強食の世界で、知能が発達した恐竜はまるで釣りをするように魚をとったりもする。恐竜たちのすべてのサイズ感が今の動物をはるかに凌駕していることに驚いた。

■ストーリー
人類誕生のはるか昔、恐竜は愛情や知性まで身に付けていた!舞台は、今から6600万年前の地球。そこは巨大生物たちが覇権を争う世界。集団で巧みな狩りをする最強恐竜ティラノサウルス、極寒の北極で「知識」を武器に生き抜く肉食恐竜トロオドン、自らを犠牲にして天敵に立ち向かう羽毛恐竜デイノケイルス、人間のようにお腹を痛めて新たな命を育む海竜モササウルス。恐竜たちは過酷な環境で命をつなぐため、我が子に愛を注ぎながら必死に生きていた。だが…。そのころ、巨大隕石が猛スピードで地球に向っていた―。さらに、近年明らかになった、かつて日本にあった恐竜王国の全貌にも徹底的に迫る!

■感想
恐竜たちのリアルな生態がわかる本作。まさに「オーシャンズ」的に、リアルな動物の生態をカメラで追い続けるような作品を恐竜で実現している。当然ながら恐竜はリアルには存在しないので、全てはCGで描かれている。このCGがすさまじくリアルだ。

何も知らない人が見たら恐竜と思わずに、こんな生物がどこかにいるのでは?と思ってしまうほどだ。リアルな恐竜たちがそれぞれの生活風景として描かれる。弱肉強食の世界なので、草食恐竜たちはティラノサウルスなどの大型な肉食恐竜たちからは逃げるしかない。

地上の恐竜だけでなく、海中での恐竜も描いている。25メートルプールくらいの大きさの恐竜は強烈だ。水の中では外敵のいない巨大な肉食恐竜。まるでシャチのように水際にいる恐竜すらも噛みついてしまう。この巨大な水中の恐竜は水際でティラノサウルスと戦うのだが、あのティラノサウルスさえも倒してしまう迫力がある。

言うならばライオンがシャチに食べられてしまうような感じかもしれない。登場してくる恐竜たちのサイズ感はすさまじい。のきなみ10メートル以上という巨大さだ。

知能が発達した恐竜もいる。体は小さい雑食の恐竜が、巨大な肉食恐竜に追いかけられた際には、氷の薄い場所をあえて逃げることで、巨大な恐竜が氷にハマることで逃げ切っている。

そのほかには、冬の間の食糧として木の実を土の中に埋めていたり、虫を捕まえそれを餌に魚を捕まえたり。高度な知能をもつ恐竜も存在したことがよくわかる。最終的にはこれらの恐竜たちは巨大な隕石により絶滅してしまう。遥か昔の出来事ではあるが、なんだか妙に感動してしまう。

恐竜たちのリアルさがすさまじい。



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