劇場版 ダーウィンが来た アフリカ新伝説


 2020.3.1      ライオンの社会も人間と変わらない【劇場版 ダーウィンが来た アフリカ新伝説】

                     
劇場版 ダーウィンが来た! アフリカ新伝説 [ (ドキュメンタリー) ]
評価:3

■ヒトコト感想
テレビ番組の「ダーウィンが来た」は見たことがない。あまり予備知識なく見たのだが、印象は昔テレビでやっていた「野生の王国」だ。ライオンの子供に名前を付け、その成長を追いかけていく。雄ライオンの厳しい生存競争が描かれていた。また、片腕のゴリラの子供は、普通ならば餌が手に入らずに死んでしまうところを、なぜか生き永らえていたその理由は…。

人間でいうところのシングルマザーとなったメスライオンは、子供たちと共にどうやって生きていくのか。ドラマチックな展開というよりも、その生態やルールのようなものに驚かずにはいられない。雄のライオンは周りに敵がおらず、メスライオンに狩りをさせて優雅な生活を送っているかと思いきや…。ライオン社会も厳しいのだとわかった。

■ストーリー
アフリカの大自然で力強く生きる3つの「家族」の物語哺乳類だけでも1000種類もの動物がいるアフリカ。壮大で厳しい自然の中で命をつなぐため、多くの動物たちは『家族』で暮らします。今回、ご紹介するのは、過酷な環境を生き抜く3つのとっておきの『家族』の物語。群れから追放され、放浪の旅を続けながら王を目指す「オスライオン」、家族を失いたった一頭で幼い子どもを育てる「メスライオン」、争いで片腕を失った子どもを優しく見守りながら暮らす「ゴリラ家族」。

優しく、そして力強く生き抜く、素晴らしい『家族』たちの姿は必見です。さらに! アフリカならではの多彩な環境に合わせ、多様な暮らし方をしている「珍獣」たちもたくさんご紹介。「ダーウィンが来た! 」ならではの貴重な映像をお楽しみください。

■感想
3つの家族を追いかけた作品だ。雄ライオンの成長を追いかけた物語は、雄ライオンの厳しい生存競争を知り大いに驚いた。雄ライオンは狩りをする必要がなく、優雅に生きているように思っていた。実は雄ライオンは体が大きくなると群れから追い出され、一匹で新たな群れを構築しなければならない。

当然、狩りもできない。他の群れの雄ライオンからは縄張りを荒らすなと攻撃される。強い者が正しい世界なため、弱い雄ライオンは野垂れ時ぬしかない。ほとんどの雄ライオンが群れを持つことできないというのは衝撃的だ。

片腕を失った子供のゴリラの物語もまた衝撃的だ。他の雄ゴリラがメスを奪うために子供のゴリラを攻撃する。そして片腕を失う子どものゴリラ。野生の生物で、特にゴリラのように腕をメインで使う動物が片腕というのは致命的だろう。

肘から下がちぎり取られたような姿は痛々しい。ただ、研究者たちの思惑とは別に、この子供ゴリラは生き残っていた。なぜ生き残ることができたのか。片腕を使いながら起用に木の実を食べる姿はかわいそうになってくる。ボスゴリラのやさしさを感じずにはいられない物語だ。

人間でいうところのシングルマザーのメスライオンの物語はほのぼのしてくる。群れの雄ライオンが病死した結果、ボスがいない状態でメスライオンだけで小さな子供たちを抱えて生きていかなければならない。まさに人間のシングルマザーと同じだ。

縄張りを求めて子供を連れて放浪する。他の群れのライオンたちから威嚇され、逃げ出す。狩りをしようにも、子供たちが待ちきれずに飛び出してしまうため、うまくいかない。これこそまさに、住む場所に困り、仕事をするために子どもをどこに預けるか苦しむシングルマザーの姿だ。

結論としては、動物も人間も変わらないのだと思った。



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