2020.10.19 ファンタジー長編のスタート【ハリー・ポッターと賢者の石】
ハリー・ポッターと賢者の石 [ J.K.ローリング ]
評価:3
■ヒトコト感想
ハリー・ポッターシリーズの第1弾。ごく普通の少年ハリーが魔法の才能を開花させ魔法使いの学校に通う。本作では魔法学校での活動がメインとなる。魔法学校では生活する寮が決められ、寮単位でなんでも決められる。個人にポイントが与えられ、寮ごとに最終的に何ポイントゲットできたかによって寮の優劣が決まる。
学園生活ものでのセオリー通り、仲間ができ、そして意地悪な同級生もいる。中盤から悪い教師の印象づけを行い、ハリーの邪魔をする存在として描かれている。それが、実はハリーを邪魔しつづけていたのは別の黒幕がいた、という流れだ。ファンタジーあふれる展開であることは間違いない。今後続く長大なストーリーの始まりとしては、かなりライトな雰囲気であることは間違いない。
■ストーリー
J.K.ローリング原作のベストセラー小説を映画化したシリーズ第1弾。数奇な運命を背負った魔法使いの少年の成長と冒険を壮大なスケールで描いた傑作ファンタジー。
■感想
ハリーポッターを見たのは2回目だ。久しぶりに見ると、内容を忘れているので楽しんで見ることができた。なんでもない普通の少年ハリーが魔法の才能を開花させ、魔法学校への入学を許される。摩訶不思議な雰囲気を醸し出している魔法学校。
かわいらしい同級生と仲良くなり、同じ寮になる。魔法学校では寮単位での競い合いがある。悪い魔法使いが生まれやすい寮があり、明らかに癖のありそうな生徒ばかりが集まっている。ハリーポッターは純粋なかわいらしさがある。いじめっ子的な存在あり、マドンナ的な存在あり。学園ものとしての定番を抑えている。
学校生活では魔法を学ぶので、新米魔法使いたちがどのようにして魔法を学んでいくかが描かれている。魔法の箒にのって大空を飛び回る。激しく空を飛び回り、空中ラグビーのような競技もある。そこでは、これも決まりきったことだが、ハリーが最後の最後に一発逆転をする。
ある意味王道的な流れであることは間違いない。学校内部での不穏な動きあり、ハリーたちがトロルに襲われたりとアクション的な要素もある。そこから、ハリーたちを狙う存在を追い詰めるのだが…。
ラストの展開は大どんでん返しだ。てっきり、悪い教師が最後までハリーたちの邪魔をしているかと思っていたが、実は違う人物が犯人だった。ハリーが魔法使いとして開眼し、そこからラストまで突っ走ることになる。
長大なシリーズの序盤として、ハリーがどのように成長していくのかが描かれている。そして、ここで出会った仲間たちはシリーズの最後まで付き合いは続くのだろう。ファンタジー長編としての面白さはおさえられている。
ファンタジー感あふれる展開だ。
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