パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド


2007.7.8 いつもどおりのドタバタもの 【パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド】

                     

評価:3

■ヒトコト感想
デッドマンズ・チェストでは明らかに続編を意識した作りになっていた。予想通り本作では、前作で行方不明となったジャックがあっさりと登場し、そのままドタバタを繰り返す。前回からその兆候はあったが、ジャックがお笑いキャラまっしぐらなのだ。その他のキャラはシリアス調で、海賊連合対幽霊船というクライマックスでも激しくシリアスな戦いを繰り広げていた。今まで登場したキャラの総決算とも言える本作。九人の伝説の海賊や、相変わらず強烈なインパクトがあるデイヴィ・ジョーンズなどらしさを存分に出している。ある意味安心して見ることができ、ファンも納得だが、新しさはない。

■ストーリー

ついに海賊の時代は、終わりを告げようとしていた。世界制覇をもくろむ東インド貿易会社のベケット卿は、デイヴィ・ジョーンズの心臓を手に入れ、彼と最強のフライング・ダッチマン号を操り、海賊達を次々と葬っていく。いまや海賊達が生き残る道はただ一つ。9人の“伝説の海賊”を召集し、世界中の海賊達を蜂起させ一大決戦を挑むのみだった。だが、鍵を握る9人目の人物こそ、ジャック・スパロウ、その人だった……。

■感想
続編モノには新しさはないが、過去の資産を有効活用すれば、それだけで十分作品として成立する。まさに本作はそのお手本のような作品だ。ある意味決まりきったジャックのドタバタと、幽霊船との戦い。そして、今回は伝説の海賊というおまけつきだ。多数の濃いキャラクターと、ある程度予想のできる展開。万人受けするのは確実だろうが、名作かと言われると疑問が残る。

ジャックの行動以外に唯一笑えた場面と言えば、九人の海賊だろう。個性を出そうとするあまり、ちょっと変な人も混じっていたりと、珍しくジャックの部分以外でのお笑い要素に驚いた。

一大決戦に臨むジャックたち。それ以外にもエリザベスやターナーの父親のことであったり、デイヴィ・ジョーンズの心臓であったり、ドタバタ劇プラス、合間にはさまれるシリアスな展開。見ていて楽しいのだが、どうもドタバタと戦いに明け暮れる場面は飽きてしまった。全体としても二時間半以上と長丁場なのもあり、ストーリー展開よりも対決シーンをもうすこし縮小しても良いように感じた。

シリーズものは安定している。それは確かだが、アポカリプトのような新しい作品を見てしまうと、どうしても味気ないように感じてしまう。



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