ヤング・シャーロック エピソード1,2


 2026.7.22     ホームズとモリアーティのバディ物だ【ヤング・シャーロック エピソード1,2】


                     

評価:3

■ヒトコト感想
ガイ・リッチーが監督でホームズの若い時代を描いた作品。何か原作があるわけではなく、すべてオリジナルなのだろう。過去にガイ・リッチーは「シャーロック・ホームズ」という作品を2つ発表しているが、どちらもすばらしい作品だった。19歳の若いホームズと、同じく大学生である若いモリアーティが登場してくる。

ホームズとモリアーティの、のちの険悪な関係から考えると、信じられないようなバディの関係が出来上がっている。ホームズの兄であるマイクロフトがやけに細くてイケメンなのも気になった部分だ。中国の皇女グルンが持ち込んだ重要な古文書が盗まれたことをきっかけとして、ホームズは様々な事件の容疑者とされ、絞首刑にされそうになるのだが…。それを助けるのがモリアーティという形だ。

■ストーリー
1871年。勝手気ままな若者シャーロック・ホームズは、トラブルに巻き込まれないようオックスフォードに送られる。しかしすぐに警察の捜査で第一容疑者になってしまい、自分の将来が脅かされていることに気づく。シャーロックは投獄される。疑惑を晴らすか、絞首刑に処されるかのどちらかだ。

■感想
若いホームズはどこか飄々としていながら盗みを働いたり、その高い知能を活かすことなく大学で下働きをしている。普通の学生よりは明らかに頭の良いホームズだが、ただの下働きの者でしかない。そこで奨学生として大学に通うモリアーティと出会う。

ホームズの宿敵であるモリアーティとここで出会い、仲良くなり一緒に事件を解決する展開があるとは驚きだ。のちに、ホームズとモリアーティの性格的な違いが徐々に明らかになっていくので、そこから決定的に決裂する何かがあるのだろう。

古文書が盗まれる事件をホームズとモリアーティが調査する。ここで、ホームズが過去に経験したことを反芻するように映像として記憶をよみがえらせる。そのホームズの自問自答の中に、モリアーティが入り込んでホームズと違った推理を展開する。

ふたりとも小気味よい推理と若さ溢れる無鉄砲さが良い。ホームズというと経験に裏打ちされた落ち着いた行動というイメージだが、若いホームズはアグレッシブな部分が良い。のちに互角になるのだが、この段階では喧嘩はモリアーティの方が強いようだ。

パーティ会場での大爆破事件。そしてある教授殺害事件。それらの容疑者としてホームズの名が上がっており、このままでは絞首刑を待つのみのはずだったのだが…。モリアーティがホームズを助けだす。まだ事件の全容は見えてこないが、グルンが何かしらたくらんでいるのは明らかだ。

ホームズとモリアーティのコンビで事件の真相を見つけだす物語だ。音楽と雰囲気がガイ・リッチーらしく、テンポも良い。映像作品とし見るだけでガイ・リッチー監督作品だとわかる。

先が楽しみなドラマだ。



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