ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ


 2025.11.12    ヴェノムとエディの共同生活は最高だ【ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ】


                     
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評価:3

■ヒトコト感想
ヴェノムシリーズの第2弾。序盤は記者のエディとヴェノムの共同生活に、エディが四苦八苦する姿が描かれている。まるでコメディのような展開だ。エディの中に宇宙からやってきた凶暴な宇宙人がいる。人間を食べたいヴェノムと共生する条件として、決して人を食べてはならないと戒めるエディ。

エディは記者として連続殺人犯であるクレタスに取材をするのだが…。エディの中にいるヴェノムの一部がクレタスに入り込んでしまう。シンビオートの存在は特殊だとしても、特異体質として強力な叫び声で音波を使って攻撃するフランシスが特殊すぎる。音が苦手なシンビオートにとってはフランシスの叫びは凶器でしかない。単純なエディとクレタスの対決では終わらない物語だ。

■ストーリー
「悪人以外を食べない」という条件でエディの体に寄生し、彼と共同生活を送る地球外生命体<シンビオート>のヴェノムは、食欲の制限を強いられストレスの毎日を過ごしていた。そんな中、未解決事件の真相を追うジャーナリストのエディは、サン・クエンティン刑務所である死刑囚と再会する。その男の名はクレタス・キャサディ。これまで幾度となく猟奇殺人を繰り返し、収監されたシリアルキラーで、彼には死刑執行の時が迫っていた。

「私の秘密を教えよう」と不気味にほほ笑み、エディに対し異様な興味を示すクレタス。突如その時、クレタスはエディの腕へと噛みつき、エディの血液が普通の人間とは異なることに気づく……。死刑執行の時、ついにクレタスはカーネイジへと覚醒――。世界を闇へと変えていく。

■感想
エディとヴェノムの面白共同生活が序盤で描かれている。体の中に強力な宇宙人がいる。ヴェノムは人肉を食べたいのだが、エディが食料として用意した鶏をペットとして可愛がったりもする。見た目は怪物だがヴェノムの妙に律儀な部分が面白い。

ヴェノムの存在を認識しているのは、いくつかのメンバーがいる。エディの元カノであるアンはヴェノムを理解している。近所のコンビニのおばちゃんもヴェノムのことをよく知っており、エディを助けようとしてくれる。

連続殺人鬼のクレタスの存在は奇妙だ。サイコパス的な動きをするのだが、ヴェノムはクレタスが牢屋で書いていた絵をすべて暗記しており、エディの前で紙に書いてみせる。クレタスの秘密を解き明かし、そこからクレタスへのインタビューにこぎつけるのだが…。

ヴェノムのかけらをクレタスは体の中に入れることで、同じようにクレタスにもヴェノムの亜種が住み着くことになる。ここでクレタスは過去の恋人で特殊能力をもつフランシスを助けることになる。フランシスの特殊能力はヴェノムとの相性が最悪なのが特徴だ。

クレタスのヴェノムとエディのヴェノムでラストの対決が待っている。そこに加勢しようとやってきたフランシスは、クレタスのヴェノムまでも傷つけてしまう。シンビオート同士の対決は強烈なインパクトがある。予定調和的にエディのヴェノムが勝つというのはわかっていたのだが…。

強烈なインパクトがあるのは間違いない。ヴェノムとエディのやりとりの面白さが本作のメインなのかもしれない。すでに続編があることはわかっているので、それを楽しみに見るだけだ。

強烈なインパクトがあるのは間違いない。



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