ハウス・オブ・グッチ


 2026.8.7    グッチのお家騒動だ【ハウス・オブ・グッチ】


                     
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評価:3

■ヒトコト感想
GUCCIの創業家をメインに描いている。グッチの御曹司であるマウリツィオと出会った野心たっぷりの女性パトリツィア。この二人を中心にグッチの変化と共に描かれている。基本は実話ベースであり、マウリツィオの結婚と離婚。平行するようにグッチがどう変わっていくか。グッチのお得意様である日本人に関係するキーワードが登場したりもする。

ある意味、グッチ家のお家騒動だ。自分は才能があると思い込んでいた従弟。経営の資質がないマウリツィオ。後半ではグッチの内部崩壊が始まっている。その原因は明らかなのだが…。グッチ創業者たちの権力に対する激しい執着は株式のやりとりに表れている。そして、パトリツィアの恐ろしい計画はすさまじい。

■ストーリー
その名前は、富、スタイル、権力の象徴。貧しい家庭出身だが野心的なパトリツィア・レッジャーニ(レディー・ガガ)は、イタリアで最も裕福で格式高いグッチ家の後継者の一人であるマウリツィオ・グッチ(アダム・ドライバー)をその知性と美貌で魅了し、やがて結婚する。しかし、次第に彼女は一族の権力争いまで操り、強大なファッションブランドを支配しようとする。順風満帆だったふたりの結婚生活に陰りが見え始めた時、パトリツィアは破滅的な結果を招く危険な道を歩み始める…。

■感想
マウリツィオとパトリツィアの出会いは、最初からパトリツィアが玉の輿を狙っているような描かれ方をしている。パトリツィアを演じているのはレディーガガで、まさに野心満々の表情がぴったりな配役のような気がした。

最初は自分が御曹司であることを快く思っておらずグッチにまったく興味を示していないマウリツィオ。パトリツィアの実家の輸送業を手伝っている姿は、まさにブルーワーカーの鏡というような感じで、体を使って汗をかいて働くのが似合っている。

グッチのお家騒動が描かれている。マウリツィオは叔父に気に入られ、父親の死をきっかけとしてグッチの株を半分手に入れる。才能を評価されていないと思い込んでいる従弟と、グッチに執着を見せる叔父。そこに、パトリツィアの野心がマウリツィオを動かす。

いつの間にか、マウリツィオはトラック運送の仕事からグッチのトップに上り詰めている。従弟をだまし、叔父から株を奪い取る。株を売ることで大金を手に入れることよりも、株を手放し経営に参加できないことを悲しむ者たちばかりだ。

マウリツィオとパトリツィアは離婚秒読み段階となる。そしてパトリツィアは恐ろしい計画を立てる。すべてが実話ということに衝撃を受けた。離婚を避けられないとわかったパトリツィアは、グッチの経営権を手に入れるために離婚前にマウリツィアを暗殺しようとする。

マウリツィオが死んだあとに、悲しみながらも家からマウリッオの再婚予定の相手を追い出している。結局は裁判ですべてが明らかとなりパトリツィアは実刑判決を受けることになる。グッチとしては、タイミングよく経営者の資質のないマウリツィアが死んだことで、グッチが復活するのは皮肉だ。

アダム・ドライバーは「フェラーリ」といい、実在の経営者を次々と演じている。



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