【中古】 ダーク・タワー3 荒地(下) 新潮文庫/スティーヴン・キング(著者),風間賢二(訳者)
評価:2.5
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■ヒトコト感想
ガンスリンガーシリーズの第三弾。今回はローランドの仲間としてエディとスザンナが加わり旅をする。壊れた機械や意味を失った標識、そして、理不尽に殺意を向ける生物などが存在した世界で、ローランドたちは旅を続けることになる。中盤からジェイクというニューヨーク出身の少年が登場する。第一作めの「ガンスリンガー」でローランドに見捨てられて死亡したはずの人物なのだが…。
現実の世界とローランドの世界という二つの世界が交互に描かれるため、混乱する可能性がある。ジェイク自身はローランドと旅をした記憶があり、精神的に追い詰めれれていく過程で、ジェイク自身は自分が死んだはずだという感覚にとらわれることになるのだが…。
■ストーリー
〈旅の仲間〉であるエディとスザンナを得たローランド。2人にガンスリンガーとしての教えを叩きこみながら、〈暗黒の塔〉への旅は続く。だが、見殺しにした少年ジェイクの面影がローランドを苦しめる……。
■感想
複雑なシリーズなので、しっかりと読み込まないと混乱する可能性がある。冒頭は、エディとスザンナとローランドの旅であり、改造された巨大なクマの怪物が、目印の守り神となっている。ビームが指し示す方向がダークタワーへとつながっていく。
そもそもが、物語のバックグラウンドが壊れた都市であり、なんでもありな不思議な世界なので、どんなことが起きても驚くことはない。古い交通システムや制御を失った機械の残骸。ローランドだけでなく、エディも戦うことができるのがポイントだろう。
ジェイクが旅に加わるのか否か。現代のジェイクはローランドたちと旅をした記憶はあるが、現実世界ではありえない夢のような感覚となっている。そこから、ジェイクの精神は限界に近づき、ローランドたちは重大な選択を迫られることになる。
ダークタワーには何があるのか。明確な悪の存在がはっきりしており、その先に倒すべき存在があるのなら、何も気にする必要はないのだが…。まだ何も見えてこない。壮大な物語の仲間集めの段階ということなのだろう。
ビームの存在や世界構造の説明。そして門番のような怪物の存在。それらを倒していくのはローランドとその仲間たちであることは変わりない。そこから、どのように変化していくのか。ロールプレイング的な展開を想定してはいるが、どのような流れになるのかわからない。
この危険な世界にジェイクがやってきた時には、仲間たちに迷惑をかけたり、かき回す姿しか想像できない。エディとスザンヌのカップルの関係性に変化があるのだろうか。
下巻でそのあたりがはっきりするのだろうか?