ワイルド・スピード スーパーコンボ


 2022.10.25     ワイスピの大物ふたりが大活躍【ワイルド・スピード スーパーコンボ】

                     
ワイルド・スピード / スーパーコンボ
評価:3

■ヒトコト感想
ワイルドスピードシリーズの外伝的な扱いなのだろう。ルークとデッカードが大活躍する。明らかにふたりを目立たせるためだけの作品となっている。肉体を改造されサイボーグと化したブリクストンとの対決はすさまじいインパクトがある。それにしても主役のふたりのインパクトがすごい。ルークを演じるのはドゥエインジョンソンなのだが、デッカード役であるジェイソンステイサムが貧弱に見えてしまう。それくらい本作では周りはでかいやつらぞろいという感じだ。

ウィルス兵器を体に入れたデッカードの妹と行動するふたり。ブリクストンからの追撃から逃れつつ、ラストでは激しい戦いを繰り広げる。ワイスピ風なスピードカーアクションはない。ワイスピのキャラを使ったアクションだ。

■ストーリー
ロサンゼルスで娘と暮らす追跡のプロで元FBI特別捜査官ルーク・ホブスと、ロンドンで優雅な生活を送る元MI6エージェントのデッカード・ショウ。2人の元に、行方をくらませたMI6の女性エージェントのハッティを保護して欲しいという政府の協力要請が入る。ハッティは全人類の半分を滅ぼす新型ウイルス兵器をテロ組織から奪還したが、組織を率いる肉体改造を施された超人的な戦士ブリクストンに急撃され、ウイルスと共に消息を絶った。しかも、彼女はショウの妹でもあるという…。

■感想
軽妙な音楽と共に始まる本作。ワイスピの人気キャラであるルークとデッカードが主役の外伝的作品だ。デッカードの妹ハッティがウィルス兵器を盗み出したため、ブリクストンに追われることになる。ハッティを助けるのはルークとデッカードだ。

まずブリクストンの近未来サイボーグ感がすばらしい。見た目は普通の人間だが、中身が改造され半分人間で半分機械のような感じだろうか。相手の動きを予測できたり、体には銃弾は効かず、AKIRAに登場するようなバイクを乗り回し追いかけ続ける。

リックとデッカードの激しいアクションを見せるためだけの作品だ。巨大な塔が崩れ落ちる寸前で車を移動させたり、カーチェイスのシーンでは巨大なトラックが交差するその隙間、トラックの荷台と地面の隙間を通過する。

ブリクストンが乗るバイクは、バイクをギリギリまで横にし自分も地面につきそうなほど横になりトラックと地面の間を通過している。むちゃくちゃなアクションのオンパレードだ。特に廃工場でのカーチェイスでは建物から車ごと飛び降りるのが当たり前でちょっとしたアクションのように見えるほど、全体が強烈に激しいアクションとなっている。

ワイスピの他キャラは登場しない。タイトルにワイルドスピードとついてはいるが、まるっきり別物と考えた方が良い。ルークがサモア出身ということで、ブリクストンの軍団と戦う際には、サモアのラグビー選手のような肉弾戦を繰り広げている。

むちゃくちゃなアクションが盛りだくさんであり、キャラ立ちしている。激しいカーチェイスをメインとして求めた場合は、イメージが異なるかもしれない。ただ、純粋なアクション映画としては十分楽しめる作品だ。

ワイスピファンが見ても十分満足するだろう。



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