2022.5.7 ステレオタイプな宇宙人が最高だ【宇宙人ポール】
宇宙人ポール [ ジェイソン・ベイトマン ]
評価:3
■ヒトコト感想
コメディ全開の作品だ。オタクのコンビがキャンピングカーでコミケ的なイベントに参加する。そこで、道中でエイリアンと出会い、なぜか旅を共にすることに。最高なのは、このエイリアンが誰もが想像するエイリアンの姿形をしている部分だ。謎の組織が宇宙人であるポールを追いかける。
オタクコンビは逃げ続ける。途中、父親に厳しく育てらえた女性が合流し、はちゃめちゃな展開になる。様々なエイリアン系の有名映画をパロディしながら、面白おかしい展開としている。息を止めればポールは透明になることができる。ポールの姿を見た者は、必ずショックで倒れるというのが良い。エイリアンをテーマとしたブラックなジョークも満載な作品だ。
■ストーリー
友情は星を超える!ヒッチハイクしてきたのは・・・なんとエイリアン!?劇場大ヒットの話題のSFコメディ
■感想
オタクコンビは「ホットファズ」でも同様のコンビだった。コメディ作品ではおなじみのコンビが、オタクとして暴れまわる。誰もが想像する典型的なオタクのふたり。わかりやすいオタクたちは、宇宙人をテーマとした小説を書いたりもする。
オタクコンビがキャンピングカーでの道中、エイリアンと出会う。ステレオタイプのエイリアンで、オタクがコミケ的なイベントで憧れの目で見ていたフィギアがそのまま巨大化したような風貌だ。この宇宙人ポールが良い味をだしている。
ポールは特殊能力がある。息を止めると透明になり、人の目から隠れることができる。目の前で鳩が車に跳ねれられ、死んだとしてもポールが両手に持ち力を籠めると生き返ったりもする。その瞬間、ポールは鳩をバリバリと食べてしまう。
死んだ鳩より生きた鳩を食べる方がうまいから、という理由らしい。なんだか特殊能力を使う場所を間違えているような…。道中で親から厳しく育てられた女性が合流しポールにより生まれた時から不自由な左目を治療してもらったりもする。この3人+1ぴき?の旅は最高に面白い。
ポールを追いかける組織も謎だが、真実を知るのはごく少数で、他は何を追いかけているかわからずにポールたちを追いかけ続けている。途中、ポールの存在に気づいた者たちは、実物のポールを見て驚きで気絶したりもする。ポールはまさに小粋なコメディアン的な動きをする。
ETを揶揄したような展開だとか、昔から情報を小出しにしてポールのような見た目が宇宙人だと地球人に刷り込みをしているなど。ラストではオタクコンビのひとりが銃で撃たれてしまうが、鳥を蘇らせたように、危険だがポールがオタクを復活させている。
ポールのポジティブな考え方はすさまじい。
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