地球の歩き方 JOJO ジョジョの奇妙な冒険 


 2024.4.7      ジョジョの舞台となった観光地紹介 【地球の歩き方 JOJO ジョジョの奇妙な冒険】


                     
地球の歩き方 JOJO ジョジョの奇妙な冒険 [ 地球の歩き方編集室 ]
評価:2.5
ジョジョの奇妙な冒険小説おすすめランキング
■ヒトコト感想
地球の歩き方がジョジョとコラボをしている作品。確かにジョジョは海外を舞台にした物語が多い。長期連載された作品であり、情報量は多く、現実の世界とリンクする部分も多いのだろう。ジョジョファンとしては、どれくらいのコラボ具合かと思い読んでみたのだが…。思いのほかジョジョの要素は少ない。合間にジョジョの印象的なシーンが描かれてはいるが、特別ジョジョという感じはない。

使い方としては、ガチのジョジョファンが海外へ聖地巡礼する際に、ちょっと参考にするという程度だろうか。本作の大半がジョジョに登場した観光地の紹介となっている。ジョジョにだけ興味があり、海外に興味がない人にはつらいかもしれない。ファンアイテムのひとつか?

■ストーリー
『ジョジョの奇妙な冒険』の35周年を記念して、 杜王町から世界各地に至るまで、第1部~第8部の舞台を地球の歩き方が徹底紹介! 荒木飛呂彦先生の「 旅 」にまつわるロングインタビューも掲載。

■感想
ジョジョは第五部まではコミックスをすべて持っていた。それ以降は飛び飛びで漫画を読んだりアニメを見たりしていた程度だ。7部と8部はほぼ知らない。そんな状態で本作を読んだのだが…。懐かしい気持ちになるのは間違いない。

1部や2部で舞台となった海外の観光地が紹介されている。ジョジョのエピソードを多少交えながら、一般的な観光地紹介をしている。自分としては昔の作品のほうが思い入れが強いので4部までで紹介される場所については興味深く読むことができた。

7部8部がメインとなるアメリカの紹介では、ただの観光地紹介のような気分で読んでしまった。そもそもが7部8部を知らないので、エピソードや小ネタについてもよくわからなかった。となると、興味のない国の観光地を紹介されているだけなので、パラパラと流し読みしてしまった。

ジョジョに特化した作品ではあるが、スタンド紹介だとかキャラクターの紹介があるわけではない。どのような道筋で物語を進んでいったのかのルート紹介はあるのだが…。

基本的にはジョジョの1部から8部までを読んでいる人向けの作品だ。それぞれのエピソードを思い出しながら、場所とリンクさせていく。作者のひとこと感想的なことが各地域にあるのは良い。それ以外にも、専門家がジョジョと各地区のつながりについてちょっとしたエッセイがあったり。

ジョジョファンはアイテムとして持っておいてもよいだろう。ジョジョに興味がない人は手をだすべきではない。ジョジョの1部だけを知っている人も、本作を手に取るのは危険かもしれない。

地球の歩き方とのコラボは確かに面白いのだが…。



おしらせ

感想は下記メールアドレスへ
(*を@に変換)
*yahoo.co.jp