2024.12.13 現代のリアルな世紀末だ【ザ・ドメスティックス】

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評価:3
■ヒトコト感想
世界は終末を迎えた。政府が国を見捨て、秩序も何もない荒廃した世界となる。この手の作品の定番として「マッドマックス」のような世界観かと思いきや、日常の風景があふれている。ただ、独自のグループを作りそれぞれのグループが殺し合いの対立をしている。縄張り争いをしている中で、ニーナとマークは安全な場所を求めて移動しているのだが…。
女がターゲットとなり狙われる世界。ニーナは行く先々で狙われてしまうのだが…。まず組織それぞれのボスがへんてこな被り物をしているのが印象的だ。何気ない日常の風景の中で、突如としてライフルをもった被り物をした男たちが襲い掛かってくる。極限の中で生き残るために当たり前に下劣なことをしているのが強烈だ。
■ストーリー
恐ろしい終末を迎えた後の世界では、残忍なギャングたちが殺すか殺されるかの縄張り争いを繰り広げていた。ニーナ(ケイト・ボスワース)とマーク(タイラー・ホークリン)は安全な場所を求めて、無法地帯となった田舎道を必死に走り抜けようとする。しかし、この夫婦を捜す下劣な奴らが迫り、2人は極限まで追い詰められながら、生き抜くために力を合わせる。
■感想
平和な日常から、突如として上空に飛行機が連なり黒い霧のようなものを吐き出す。政府は国民を見捨て、世界は混乱していく。世紀末を描いた作品ではあるが、まだ住宅街は残っており、ぱっと見はごく普通の日常のように見える。
が、車から降りてくるのはへんてこな仮面をかぶり表情が分からない状態で、ライフルをもつ屈強な男たちだ。いくつかのグループに分かれて縄張り争いをしている。そこに離婚を考えていたニーナとマークのふたりが平和な土地を求めて移動するのだが…。
女が貴重な世界なので、ニーナの姿を見られるとすぐに狙われてしまう。恐ろしいのは巨大な除雪車に乗ってやってくる軍団だ。明らかに目が異常で修羅場をくぐってきた者たちに囲まれてしまうニーナとマーク。なんどかそんな危機を乗り越えながら…。
家に隠れていても、入る姿を見られているとどこからか軍団がやってくる。マークが撃退するのだが…。ニーナたちを助ける家族もある。黒人家族はこの世界で唯一の良心のような感じなのだが…。実は人間を食べ生存しているような家族だった。
まさに世紀末感がすさまじい。マッドマックス的な砂漠の中で、針のついたヘルメットを着けてバイクで失踪するような世界は現実的ではない。日常で目が血走った者たちがライフルウを片手に小さな組織をいくつも作り縄張り争いをする。結局は終わりのない闘いでしかない。
つかの間の平和は、また別の組織の攻撃で破壊されてしまう。ニーナとマックは結局は離婚せずにふたりだけで逃げ回っている。これから平和な安住の地を見つけられるかわからないのだが…。
リアルな世紀末だ。
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