ザ・バットマン


 2024.2.22    新シリーズのスタート【ザ・バットマン】


                     
THE BATMAN-ザ・バットマンー [ ロバート・パティンソン ]
評価:3

■ヒトコト感想
バットマンの新シリーズ。ブルース・ウェイン役が新しくなり、また雰囲気の異なるバットマンとなっている。基本ストーリーは普通のバットマンだ。悪役はリドラーであり、最も有名なジョーカーではない。雰囲気的にはホラーミステリーのような雰囲気となっている。リドラーが連続殺人事件を起こす。リドラーの犯行後には必ずなぞなぞを残している。リドラーの挑発からゴッサムシティの真実が判明し、ブルースは苦悩する。

リドラー以外にもペンギンなども登場し、バットマンではおなじみな敵キャラと、味方としてはキャットウーマンも登場してくる。新シリーズの下地は本作で完了なのだろう。本作のラストの展開から、明らかに続編があるという雰囲気がプンプンしている。

■ストーリー
優しくもミステリアスな青年ブルース・ウェイン。両親殺害の復讐を誓い、悪と戦う“バットマン”になって2年が過ぎた。ある日、権力者を標的にした連続殺人事件が発生。その犯人を名乗るのは、史上最狂の知能犯リドラー。彼は犯行の際、必ず“なぞなぞ”を残し、警察や世界一優秀な探偵でもあるブルースを挑発する。最後のメッセージは「次の犠牲者はバットマン」。リドラーはいったい何のために犯行を繰り返すのか?そして暴かれる、政府の陰謀とブルースにまつわる過去の非道や父親の罪…。すべてを奪おうとするリドラーを前に、ついにブルースの良心が狂気に侵蝕されていく――。

■感想
数々のバットマンのシリーズが作られ、その都度、ブルースウェイン役は代わっている。自分の中で一番印象的なのは「ダークナイト」でバットマンを演じたクリスチャン・ベールだ。今回からロバート・パティンソンが演じている。

常に悩みを持ち自分の境遇に苦しむブルースの役柄にピッタリかもしれない。普通にしてても目の下にクマがあるような表情はピッタリだ。バットマンのスタイルになると、途端に筋肉隆々となり、ベン・アフレック演じるバットマンのような雰囲気となっている。

リドリーの謎めいた雰囲気が良い。ジョーカーのように表立って異常さを表現するのではなく、なかなか正体を見せずに裏で動く。正体を見せて逮捕される瞬間には、あまりにもオタク風な風貌に驚いた。明確なザ・悪役という感じではないのが良い。

ただ、この手のシリーズでの悪役の万能感は相変わらず違和感がある。リドリーに多少の協力者がいるにしても、一人でここまでの仕掛けができるだろうか?川の堤防を破壊してゴッサムシティを水浸しにする。かなり大がかりな仕掛けだ。

キャットウーマンはバットマンと共闘しているが、どこか自分の目的をメインとしている。バットマンの正体を知らずに共闘している感じだ。それ以外のいつもの仲間はおなじみだ。リドリーとペンギンが協力し脱獄して次回作ではバットマンに挑んでくるのだろう。

ブルースは自分の家計というか、父親の罪に苦しみ悩んでいる。これまでのシリーズほどバットマンの特別なマシンがメインになることはない。敵キャラにしても特殊な機器を持つようなタイプではない。

新シリーズとして次回作が楽しみだ。



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