TAXI ダイヤモンド・ミッション


 2022.7.19     伝説のタクシーを引き継いだ男【TAXI ダイヤモンド・ミッション】

                     
TAXi ダイヤモンド・ミッション [ マリク・ベンタルハ ]
評価:3

■ヒトコト感想
TAXIシリーズ。前作で登場したダニエルはでてこない。代わりにダニエルのTAXIだけが登場してくる。今回はスピード狂の警官マロとダニエルのタクシーを受け継いだエディのコンビがタクシーで大暴れする。パリ警察からマルセイユへ左遷され、同僚の警官たちでありむちゃくちゃキャラが濃い者たちとのやりとりが最高だ。

基本は宝石を盗む強盗団との追いかけっこがメインだ。強盗団が最新のフェラーリを乗り回し、追いかけるマロたちをぶっちぎっている。相変わらずのスピード感と、あり得ないようなタクシーのギミックだ。羽が生えてちょっと空中に富んだりするタクシー。激しいカーチェイスの連続。強盗団が頭脳派で圧倒的なスピード感でぶっ飛ぶのがすさまじい。

■ストーリー
爆走! マルセイユ! ! 世界最大のダイヤを守り抜け!検挙率No.1で最高のドライビングテクを持ちながら、スピード狂で問題だらけの警官、マロ。パリ警察から特殊部隊への異動を夢見ていた彼は、ある日地方都市マルセイユへ左遷されてしまう。赴任したマルセイユ警察は、フェラーリなどの高級車を操り、華麗に宝石を盗むイタリアの強盗団にやられっぱなし。マロは、時速300km超えの伝説のタクシー:プジョー407を探して対抗する事に。

今は中東にあるそのタクシーを手に入れるため、ダニエルの甥で街を熟知しているものの、ウーバー最低評価の間抜けなタクシードライバー、エディと渋々ながらタッグを組むはめに。そんな中、5日後に世界最大のダイヤモンド“カシオペア"が到着するという知らせが。強盗団は警察内部にもスパイを配置、更にはドローンも使用した完璧な作戦で、ダイヤモンドを盗み出そうとしていた。

凸凹コンビと伝説のタクシーVS頭脳派強盗団の赤いランボルギーニ!マルセイユを駆け巡るド迫力なカーチェイスの果てに、彼らはダイヤモンドを守り切れるのか! ?

■感想
最高のドライビングテクニックをもつ警官のマロ。左遷されマルセイユへやってくるのだが…。ここの同僚たちが最高だ。常に食べ物を片手にマロへ言い寄ってくる太った女。小人の警官。妙なこだわりがあるが典型的なバカな男。

タクシー運転手のエディを逮捕するのだが、マロはより巨大な宝石強盗団を逮捕するための同僚たちがあまりに頼りなさすぎるので、エディと行動を共にすることになる。エディのタクシーがあの伝説のタクシーとなる。強烈な改造が施されたダニエルのタクシーだ。

マロは宝石団を見つけ出しエディーのタクシーで追いかけるのだが…。フェラーリのスピードにはかなわない。さらには強盗団も半端ないドライビングテクニックをもっている。ファラーリとタクシーのカーチェイスは最高だ。

「ワイスピ」的なスピード勝負というよりは、お笑い要素入りのアクロバティックなレースとなっている。エディとマロのコンビは、基本はエディがやらかして、ドタバタが発生する。ただのウーバー配達員であるエディが警官のスパイとして暗躍するのは無理があるのだろう。

強盗団とマロたちのレースは最高だ。世界最大のダイヤモンドを盗み出した強盗団。追いかけるマロたちは、ドローンの追跡などがありながら、特殊なタクシーで実直に強盗団を追いかけ続ける。どれだけ周りがハイテクになったとしても、車のスピードだけで勝負する。

本作のメインであるタクシーのギミックの数々が強烈だ。特に空中に浮かんだ瞬間に生える羽。どんな効果があるのかわからないが、すさまじいインパクトがあるのは間違いない。

相変わらずタクシーのインパクトはすさまじい。



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