ターミネーター:新起動/ジェニシス


 2022.5.18      ラスボスはジョンコナーだ【ターミネーター:新起動/ジェニシス】

                     
ターミネーター:新起動/ジェニシス
評価:3

■ヒトコト感想
ターミネーターシリーズのファンならば間違いなく楽しめるだろう。シリーズとしては単純に時系列に物語はすすみ4まできていた。それが、本作では別の過去が存在するということで、1の場面から始まることになる。カイルリースが過去に行くと、そこにはすでに戦士として完成されたサラコナーがいた。

誰もが知る初代ターミネーターとは別の雰囲気となっている。若いシュワちゃんがターミネーターとして初代の雰囲気をかもしだしつつ、シリーズ最大のヒット作である2の雰囲気を強く感じる物語となっている。別の過去では未来からジョンコナーがやってきたりもする。当然ながらキャストは変わっているので…。特にジョンコナーの成長した姿は、イメージが違いすぎた。

■ストーリー
自我に目覚めた人工知能〈ジェニシス〉が起動すれば、人類は滅亡する。〈人類の未来〉を取り戻すには、何者かによって〈書き換えられた過去〉に戻って戦うしかない。運命の鍵を握るのは女戦士サラ・コナーと、〈絶対に彼女を守る〉ことをプログラムされたT-800ターミネーター。人類滅亡のカウントダウンが迫るなか、ふたりの前に立ちはだかる人間でも機械でもない第3の存在ー最新最驚のT-3000ターミネーターの正体は? そして、人類の救世主は一体誰なのか?

■感想
84年に戻り、サラコナーを助ける任務をまっとうするために動き出すカイルリース。過去に戻ると、そこにはか弱いサラコナーではなく、戦士として完成したサラコナーがいた。すでに過去は変わっていた。サラの隣には、ターミネーターがおりサラを守っている。

1と2の出来事がいっしょくたにごちゃまぜになったような感じだろう。そこに、例の液体金属のT1000がやってきてサラを狙う。さらには未来から分子レベルでロボに浸食されたジョンコナーまでもがやってくる。

T1000はわりとあっさりとやられてしまう。ラスボスは未来からやってきてロボの手下となったジョンコナーだ。スカイネットを停止するために動き出すサラとカイル。どちらかというと、雰囲気は2に近いかもしれない。

サラはすべてを理解し、自分がカイルと愛し合いその子供がジョンというのも理解している。非常に微妙な雰囲気だ。サラとカイルは愛し合う雰囲気はない。カイルはそれを知らされずに過去にやってきている。特殊なのは、子供時代のカイルと未来のカイルが出合う場面だ。

シリーズとしてジョンコナーは常にヒーローという立場でいた。特に4などは感動する流れではあったのだが…。本作のジョンは見た目的にもヒーロー的ではない。どちらかというと悪役的な雰囲気となっている。人類の救世主としてのイメージではない。

見た目そのままにサラとカイルの前に立ちはだかる悪役として細胞がロボットに浸食された状態で戦うことになる。年齢を経たシュワちゃんが不自然ではないように物語は巧みに誘導されている。

シリーズのファンならば見た方がよいだろう。



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