ターミネーター4


 2015.2.19      ブランド力は弱まった 【ターミネーター4】

                     


■ヒトコト感想

映画を見た時は、どうやら感動したらしい。人間以上に人間の心をもったロボットに感動したのだろう。久しぶりに見る本作は、映画版から多少カットされているのだろう、イメージが異なる箇所もあった。特に最後の感動シーンでは、肝心の映像を見せていない。強い心臓を思いっきり映像として描いていたような…。

まぁ、アクションとしては申し分なく、キャラもシリーズを踏襲しすばらしい。続編を感じさせるように、ジョン・コナーの子供を連想させる流れもある。ただ、結局続編が作られていないことを考えると、微妙なのだろう。シリーズとしての賞味期限が切れたのか。ターミネーター2がピークで、その後は類似作品の波に飲み込まれてしまったのだろう。

■ストーリー

機械対人間の壮絶な戦いを描いた、人気SFアクションシリーズ第4弾。人類滅亡を目論むスカイネットによる核攻撃を生き抜いた人々は抵抗軍を組織。大人になったジョン・コナーも最前線で戦っていたが、ある日彼はマーカスと名乗る謎の男と出会い…。

■感想
核攻撃後の世界が、なんと2018年ということに驚いた。ターミネーター2を見たころには、はるか未来の出来事のように思えたが、気づけばすぐそこまで来ている。あと3年後に世界がコンピュータに乗っ取られ、核戦争が勃発するとは思わないが、映画の中の世界に現実が追いついてしまうのはどうなのだろうか。

現実世界でも、このままコンピュータが発展し続ければ、世界はコンピュータに支配されると言われている。ただ、その結果、ターミネーターの世界となるのかは誰にもわからない。

マーカスを演じたサム・ワーシントンはこのころ急激に売れだし、「アバター」の主演もゲットしている。その後鳴かず飛ばずというか、「タイタン」くらいしか出ていないところを見ると、世間の評価はイマイチなのだろうか。

肉体派のイメージが付き、常に戦いをベースとした作品ばかりなのかもしれない。役柄のイメージは重要だが、イメージの固定化は悲しむべきことなのだろう。反対にクリスチャンベールはよく見る。アクションだけでなく幅広く活躍している。

子供のころに見たターミネーター2の衝撃からシリーズのファンになったが、続編が作られていないことは悲しい。ジョン・コナーの子供が活躍する5を予想していたいが、世間からは求められていないのだろう。ターミネーター後、マトリックスやその他、未来の世界を描いた作品は多いので、今更ターミネーターというのも、ないのかもしれない。

悲しいかなブランド力は弱まったのだろう。世間の評価はさておき、好きなものは好きなので、新シリーズが上映されれば、いち早く見に行くことは間違いない。

根強いファンがいることは確かだ。



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