ターミネーター:ニュー・フェイト [ アーノルド・シュワルツェネッガー ]
評価:3
■ヒトコト感想
ターミネーターシリーズは数々出ているが、かなり苦戦していた印象だ。最近では「ターミネーター:新起動」というのを見たが、それもイマイチだった。今回は満を持してかサラ・コナーが登場している。初代のターミネーターから続いたスカイネットに支配される未来はなくなったのだが、別のAIにより結局は未来は機械と人類の対決が行われていた。
新たに刺客が送り込まれ、ダニーという女性が狙われることになる。サラ・コナーとシュワちゃんが登場してくると、サーミネーター2を思い出してしまう。それにしてもサラ・コナーはずいぶんと老けたなぁ、という印象だ。ターミネーター2から30年は経っているので当然なのだが…。時の流れを感じてしまった。
■ストーリー
メキシコシティの自動車工場で働く女性ダニーは、ある日突然、未来から来たターミネーター“REV-9”に襲われる。ダニーを守ったのは、同じく未来から送り込まれた強化型兵士、グレース。彼女の並外れた戦闘能力により、REV-9を撃退するが、決して死なないその最新型ターミネーターは、再び彼女たちに襲い掛かる。そんな中、必死に逃げ惑う2人を救ったのは、人類の未来のためにターミネーターと戦い続ける戦士、サラ・コナーだった――。
■感想
サラとその息子であるジョンがリーダーとしてスカイネットと戦った時代は来ない。代わりのAIが台頭し、新たに人類と対決することになる。未来の人類側のリーダーであるダニーを殺すために送り込まれたターミネーターとダニーを守るために送り込まれた強化兵士のグレース。
守る側がターミネーターではないのがポイントだ。半分人間なので、傷つけば死ぬ可能性がある。対して相手のターミネーターはいつものパターンであるが流体金属であり決して死なない。
グレースとサラがダニーを守るためにターミネーターと戦う。いかにも頼りない陣容ではあるが、そこに懐かしのシュワちゃんがターミネーターとしてダニーを守るために戦う。スカイネットから送り込まれた刺客であるターミネーターはジョンを殺害した。
ただ、未来は変わったので役割を終えているのだが、なぜかダニーを守ることになる。ジョンを殺したことに対するサラへの贖罪なのだろうか。最新のターミネーターと、皆が寄ってたかって戦うような図式だ。
ある程度ワンパターンになるのはしょうがない。サラが参戦したくらいで、基本は死なないターミネーター同士の対決だ。流体金属のターミネーターを壊すには特殊な機器をぶち込むことで破壊できる。ターミネーターはそろそろ限界にきているのだろう。
結局は名作の2を超えることはできない。同じようなパターンで、同様の出演者を使ったとしても、やはりチープな感じがした。ターミネーターが未来からやってくるパターンは限界を迎えているのは確かだ。
おそらくは続編は作られないだろう。