ミレニアム ドラゴンタトゥーの女 完全版 後編


 2023.12.18    ヴァンゲル一族の闇をさぐる【ミレニアム ドラゴンタトゥーの女 完全版 後編】

                     
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女
評価:3

■ヒトコト感想
前編ではミカエルはリスベットを仲間に引き入れ、ハリエット失踪事件を調査する部分まで描かれていた。そこからミカエルはヴァンゲル一族の闇を暴こうとする。ハリエット失踪の前から若い女性が殺される事件が頻発していた。その事件を調査するにつれて、事件に法則性があることに気づく。リスベットの調査により容疑者は絞られることになる。

ヴァンゲル一族の者たちから事情を聴く過程で、ミカエルはあるひとつの結論に達することになる。リスベットはハッキング技術に長けているが、謎解きはやけにアナログな調査となっている。昔の紙の資料を調べ、少女たちが殺害された時期に同じ場所にいた者が判明する。その結果、ハリエット失踪事件の犯人が明らかとなる。

■ストーリー
40年前、ヴァンゲル一族が住むストックホルムの孤島ヘーデビーで忽然と姿を消した少女ハリエットの失踪事件。一族の重鎮ヘンリックは、姪の身に起こった真実の調査のため、名誉毀損で有罪判決を受けた雑誌「ミレニアム」のジャーナリスト、ミカエルを雇う。ミカエルは、調査員リスベットに協力を求める。背中にドラゴン・タトゥーを入れた彼女は、スウェーデン随一の天才ハッカーだった。

堅い殻に閉じこもって生きてきたリスベット。精神状態不安定という烙印を押され、後見人の保護観察下に置かれてきた彼女は、その頃、新任後見人の度重なる性的虐待に対し、想像を絶するような復讐を果たしていた。ミカエルとは、次第に心が通じ合うリスベット。ハリエットが日記に残した電話番号、生前の彼女を写した最後の写真・・・2人は、事件の真相に迫っていく。

■感想
ミカエルとリスベットの調査は続く。40年もの前のハリエット失踪事件を調査するのは骨が折れる。そこから、ヴァンゲル一族の闇が見えてくる。ハリエットが失踪する前に、少女が殺害される事件が頻発していた。その事件がハリエットの事件と関係があるとにらんだミカエルなのだが…。

事件の謎を解くのが多少強引な気がした。共通点を探していく中で、謎を解き明かす。このシリーズはリスベットのハッキング力が頼りなのだが…。やけにアナログな調査が役に立ったりもする。

リスベットが後見人に脅されるなどの前編の流れで、何をやらかしたのかが語られている。リスベットは幼少期に父親にガソリンをぶっかけて焼き殺していた。なぜかは語られていない。背中にドラゴンのタトゥーを入れている意味も、まだ語られていない。

「蜘蛛の巣をはる女」ではその幼少期の特殊な親や兄弟との関係が語られているが…。ミカエルの調査の中でヴェンゲル一族全員と会話する場面が登場してくる。これこそまさにミステリーの定番であるリビングに全員を集めて謎解きをするシーンだ。

思わぬ人物が犯人となる。定番として、ヴァンゲル一族の怪しい人物の家に忍び込むミカエル。そこで取り乱した家主が攻撃を加えてくるのだが、ヴァンゲル一族で冷静な男が助けに入る。少女ハリエットが失踪したのは連続少女殺人事件の謎を知ってしまったため。

その犯人に性的虐待を受け続けたハリエットはある決断をする。表からはうかがい知れない、ヴァンゲル一族の闇が明らかとなる場面だ。事件解決後、リスベットは別の土地に降り立つ。明らかに続編がある形だ。

ハリウッド版とは異なるストーリーなのだろうか?



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