機動戦士ガンダム00 スペシャルエディションⅡ エンド・オブ・ワールド


 2022.5.23      新たなガンダムチームが再結成【機動戦士ガンダム00 スペシャルエディションⅡ エンド・オブ・ワールド】

                     
機動戦士ガンダム00 スペシャルエディションII エンド・オブ・ワールド
評価:3

■ヒトコト感想
最終決戦から4年後の世界が描かれている。刹那は再びソレスタルビーイングに参加しガンダムにのる。前作での激しい戦いで死んだ者の代わりが登場してくる。流れ的には地球連邦政府から独立した治安維持部隊アロウズとの闘いがメインだ。争いのない世界を夢見て武力介入したソレスタルビーイング。それが失敗に終わってから、まだ続きはあった。

アロウズは、実はソレスタルビーイングと同じことをより強い武力で実施しようとしていた。お互いのエゴのぶつかり合いでの戦いのように思えてくる。本作では、主に復活したガンダムチームの紹介と、敵の中でも生き残りが数多く存在したというのがポイントかもしれない。最終決戦に向けての準備段階なのかもしれない。

■ストーリー
西暦2312年。ソレスタルビーイングと、国連軍との最終決戦から4年。地球連邦政府を樹立した人類は、さらなる国家の統合、人類の意思統一を目指すべく、連邦正規軍とは別に、独立治安維持部隊『アロウズ』を組織する。しかし、その実態は、統一に名をかりた反政府勢力や主義、思想等への非人道的な弾圧であった。夢を叶え、ルイス・ハレヴィとの約束を守るべく、宇宙技術者の道に進んだ沙慈・クロスロードも、否応なく連邦政府の改革に巻き込まれていく。

一方、4年前の最終決戦で生き延びた刹那・F・セイエイは、ソレスタルビーイングによって変革を促された世界の行く末を見つめていた。監視者、アレハンドロ・コーナーを倒し、争いのない平和な世界になることを夢見て。しかし、彼が目の当たりにしたものは『アロウズ』によって作られた弾圧という名の平和、歪み続ける現実であった。彼は再び戦う決意をする。

世界を変革出来うる力、ガンダムと共に。再び動き出す世界で刹那や沙慈の進み行く先はどこに向かうだろうか?2ndシーズン前半を再編集した特別版!

■感想
前回の戦いから数年後。散り散りとなった仲間たちが集う。最終決戦で死んだ者たちの代わりは身内や新たなパイロットを補充し、ガンダムチームは再結成している。刹那は新たなガンダムにより、パワーアップしているのだが、周りも技術が追い付いてきたのか、ガンダムは前作程の圧倒的な戦力ではなくなっている。

新たな組織アロウズには、刹那たちと同等の能力をもつイノベータが存在する。ファーストガンダムで言うところのニュータイプとでもいうのだろうか。

争いのない世界を目指すが、そのために武力で圧倒するしかない。アローズとの闘いは激しくなる一方で、刹那たちも苦戦している。TVシリーズの2ndシーズンの前半部分なので、キャラクター紹介の色合いが強いのだろう。新たな強者が登場し、刹那たちの苦戦も想像できる。

後半にかけて新たな敵モビルスーツも登場してくるのだろう。まだ、ガンダムチーム内部には死者はでていないが、後半では犠牲者がでてくるだろう。ガンダムそれぞれの個性は前作と変わらず。エクシアのみがパワーアップしていくのだろうか。

アロウズはZガンダムのティターンズ的な立場なのだろう。地球連邦とはまったくの別組織だが、実は世界を統一することを目指している。圧倒的な武力によりソレスタルビーイングを制圧する。主人公チームが小規模なテロ組織とみなされ、巨大な敵に対抗するというのは定番パターンかもしれない。

ガンダム00としてはTVシリーズを見ていなくとも、前作と本作では違和感なく楽しめることができた。特に主要キャラたちの人間関係を中心にわかりやすくまとめられている。

スペシャルエディションⅢは間違いなく見るだろう。



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