機動戦士ガンダム00 スペシャルエディションⅠ ソレスタルビーイング


 2022.5.15      ゴレンジャー的に様々なガンダムが登場する【機動戦士ガンダム00 スペシャルエディションⅠ ソレスタルビーイング】

                     
機動戦士ガンダム00 スペシャルエディションI ソレスタルビーイング
評価:3

■ヒトコト感想
ガンダム00のアニメは見たことがない。本作は1stシーズンを再編集した特別版ということで、アニメを見ていない層でも楽しめるようになっている。ガンダムシリーズを見てきた者としては、ガンダムが複数登場するのにまず違和感があった。それぞれのガンダムには個性があり、長距離射撃や変形、重厚なタイプなど多種多様だ。ソレスタルビーイングという組織が国同士の戦争を終結させるために、武力介入する。

ガンダムが圧倒的な性能を誇っているので、対立する3ヵ国のモビルスーツに対しても有利に戦いを進めることができる。駆け足でガンダム00のストーリーを最後までなめているような感じだ。ラストに至るまでには、主役級のガンダムパイロットたちが次々と戦死していくのは定番だろう。

■ストーリー
西暦2307年。化石燃料は枯渇したが、人類はそれに代わる新たなエネルギーを手に入れていた。3本の巨大な軌道エレベーターと、それに伴う大規模な太陽光発電システム。しかし、このシステムの恩恵を得られるのは、一部の大国とその同盟国だけだった。3つの軌道エレベーターを所有する3つの超大国群。アメリカ合衆国を中心とした『ユニオン』。中国、ロシア、インドを中心とした『人類革新連盟』。ヨーロッパを中心とした『AEU』。

各超大国群は己の威信と繁栄のため、大いなるゼロサム・ゲームを続ける。そう、24世紀になっても、人類は未だ一つになりきれずにいたのだ……。そんな終わりのない戦いの世界で、「武力による戦争の根絶」を掲げる私設武装組織が現れる。モビルスーツ「ガンダム」を所有する彼らの名は、ソレスタルビーイング。ガンダムによる全戦争行為への武力介入がはじまる。1stシーズン全25話を再編集した特別版!

■感想
人類は3つの連合国に分かれ、それぞれが戦争をしていた。戦争を止めるための組織がソレスタルビーイングだ。圧倒的な武力で3ヵ国を黙らせようとする。矛盾しているようだが、武力で鎮圧するしかない。政治的な要素もあり、ガンダム数機で他国を圧倒しようとする考えがすさまじい。

序盤では複数のガンダムがその個性を紹介するように圧倒的な力で他国を蹂躙している。オーソドックスタイプなガンダムから、射撃に特化したガンダム。変形式や重厚で守りに力を発揮するガンダムなどもいる。

全25話を2時間にまとめているが、ポイントを抑えることができた。武力により他国同士の戦争を止めようとする。他の国も当然ながら最初はやられっぱなしだとしても、技術が進歩しガンダムたちを追い詰めるのだが…。ここでガンダムたちが絶対絶命のピンチの時に、別のガンダムたちがやってくる。

ガンダムが唯一のモビルスーツという定義は覆されており、様々な機能をもった特殊なガンダムたちが多数登場してくる。となるとゴレンジャー的にメインのガンダムだけが特別という見方をするしかない。

準主役級のガンダムのパイロットたちは、激しい戦闘で次々と戦死していく。特徴的なガンダムは特徴に合わせたやられ方をしている。自己犠牲で敵を倒したりもする。ガンダムの内部には機能をアップさせる特別な機関があったりもする。

ファーストガンダムで言うところのガンキャノンやガンタンク的な立場のモビルスーツたちがやられていく。1stシーズンは本作で完結という流れなのだが…。まだ続編があるような流れとなっている。

続きがどうなるのかが気になる作品だ。



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