ジョン・ウィック:パラベラム


 2022.9.26     ジョンウィック対世界中の殺し屋【ジョン・ウィック:パラベラム】

                     
ジョン・ウィック:パラベラム [ キアヌ・リーブス ]
評価:3

■ヒトコト感想
「ジョン・ウィック チャプター2」から続く物語。シリーズを見ていないと楽しめないだろう。7というキーワードは前作から続いている。コンチネンタルホテルでの掟を、前作で破ったことで狙われることになったジョン。本作では組織の巨大さと狙われることを覚悟しながら逃げ続け、なんとか追及を逃れようと四苦八苦するジョンが描かれている。

物語のポイントとしては、ジョンを助けた者たちはすべて何かしらのペナルティが与えられるということだ。ジョンを少し助けた組織のトップは解任を言い渡される。大本の組織の代理人がそれぞれに言い渡すのだが…。巨大すぎる組織のトップは姿を現すことはない。最終的にはジョンはボロボロで逃げ切る。明らかに続きのある展開だ。

■ストーリー
裏社会の聖域:コンチネンタルホテルでの不殺の掟を破った伝説の殺し屋、ジョン・ウィック。全てを奪ったマフィアへの壮絶な復讐の先に待っていたのは、裏社会の秩序を絶対とする組織の粛清だった。1,400万ドルの賞金首となった男に襲いくる、膨大な数の刺客たち。満身創痍となったジョンは、生き残りをかけて、かつて“血の誓印”を交わした女、ソフィアに協力を求めモロッコへ飛ぶ。しかし最強の暗殺集団を従えた組織は、追及の手をコンチネンタルホテルまで伸ばして、ジョンを追い詰める。 果たしてジョンは窮地を脱出し、再び自由を手にすることができるのか!?

■感想
ジョンは1時間後に全世界の殺し屋から狙われることになる。前作で掟を破ったからということになるのだが…。ジョンに1時間の猶予を与えたサンティーヌは解任を言い渡される。そのほか、ジョンに協力した者たちは何かしらペナルティがある。

孤児のジョンを育てたマダムは組織から狙われ、厳しい制裁を受ける。ジョンを助けたNYのボスは七回切り刻まれる。正体を現すことはないのだが、組織のトップの強烈さは代理人が限定口調で様々な権力者に告げることにある。皆が代理人を恐れているのが伝わってくる。

ジョンは大量の殺し屋に狙われることになる。本作の売りは間違いなくこのアクションシーンだ。バイクと馬でのアクション。ナイフでの戦い。斧を駆使した戦い。敵が強力な防弾装備をつけた状態で大量に押し寄せてくる。

一発では倒せないので、何発も撃ち込むシーンは強烈だ。サンティーヌは制裁を拒否したため、コンチネンタルホテルに殺し屋が押し寄せることになる。ここでホテルとジョンが協力して殺し屋たちを迎撃することになる。激しい戦いはすさまじいインパクトがある。

組織の全容は明らかにならない。何かしらカギを握る人物が登場するが、すべて代理人だ。結局最終的な権力をもつ者は姿を現さない。サンティーヌと組織の戦いは協議し停戦となる。条件はジョンを殺害すること。本作のラストは明らかに続編があるような流れだ。

ガラス張りの不思議な空間での戦いあり、激しいアクションシーンあり。日本人の殺し屋とジョンの剣による戦いがラストのメインシーンなのだろう。意味ありげな代理人とサンティーヌとの本心を見せない化かし合いも強烈だ。

シリーズはまだまだ続くのだろう。



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