次元大介


 2023.12.23     食いしん坊で食べ方が汚い次元【次元大介】


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評価:2.5

■ヒトコト感想
実写版「ルパン三世」からのスピンオフ作品。次元が主役で暴れまわる。マグナムのメンテナンスのためにやってきた日本のある地方都市で次元は事件に巻き込まれる。謎の組織が子どもを誘拐し、今までにない薬物を生成していた。偶然知り合った次元は少女オトを助けるために奔走する。敵組織のボスは車椅子の女なのだが、これが強烈な個性がある。

車椅子に乗った状態で殺し屋たちを次々と撃ち殺している。アクロバティックなアクションだ。さらには側近として自由自在に顔を変えられる殺し屋は、ナイフを使って次元を苦しめている。全体として次元のキャラが食いしん坊で食べ方が汚いという謎の設定があるのが気になったくらいだ。実写版ルパンと同様に微妙な作品であることは間違いない。

■ストーリー
愛銃コンバットマグナムに違和感を覚えた次元大介は世界一のガンスミス(銃職人)を求めて日本にやってくる。辿り着いた先に待っていたのはさびれた時計店を営む女性・千春だった。そこへ銃を求めて訪ねて来る少女・オト。徐々に明かされるオトの悲しい過去と彼女を狙う組織の存在。 組織に連れ去れたオトを助け出すべく、次元は孤独な戦いに身を投じる。

■感想
次元の実写版。次元大介はマグナムを操り、圧倒的な銃の腕をもつ。次元単体で銃の修理のために日本にやってきた。そこで謎の組織に絡まれることになる。銃の修理のために銃職人と知り合いとなる。時計屋の老婆が実は凄腕の銃の修理屋だった。

少女オトのことを気に入った老婆は、次元にオトを助けることを依頼する。オトを狙う組織は子供から薬物を作り出す技術があり、その薬物により若返りの効果もある。謎の組織のボスが車椅子の女ということで、車椅子をアクロバティックに操作して銃で殺し屋を倒している。

組織の殺し屋は顔を自由に変えることができる男だった。様々な姿に形を変えてナイフを投げて相手を殺害する。次元の拳銃と比べると、いかにも頼りないが、なぜか次元は苦戦する。その前には大量の敵組織の者たちに囲まれ銃を撃ちまくられているが、すべてをよけて、回転しながら敵を撃ち敵を倒している。

そんな芸当ができる次元が、ただのナイフ投げにやられそうになる。顔を自由に変えることができるからくりについても最後まで種明かしがないまま死んでいる。

次元大介としては個性が弱い。結局凄腕の銃使いというだけで、ラスボスとも戦っている。最後はオトを助けて終わる。次元の日常の中では、やはり次元の食べ方が汚いというのを周りから弄られている。このキャラは原作にあるのだろうか?

ルパンや五右衛門が登場しない、次元だけで物語が成立するかというと…。ルパンアニメでの次元回もあるが、それと比べても面白さはイマイチだ。もっと過去の次元の仲間や裏切りなどが登場するのが次元のスピンオフという感じだ。

次元単体では辛い。



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