クリード 炎の宿敵


 2023.11.28    ロッキーシリーズの王道的展開【クリード 炎の宿敵】

                     
クリード 炎の宿敵 [ マイケル・B.ジョーダン ]
評価:3

■ヒトコト感想
クリードシリーズ第二弾。今回はロッキーのライバルであったドラゴの息子と対決する。ロッキーの親友のアポロの息子であるクリードとの対決。アポロとドラゴが対決しアポロが破れていることがポイントだ。平行してクリードのプライベートもだんだんと充実していく。生まれた子が耳が聞こえないというのは、今後の伏線になるのだろう。物語としてはドラゴの息子であるヴィクター側の親子関係も描かれている。

流れ的にはロッキーシリーズの定番である、負けそうになって最後に勝つというパターンだ。時代を超えての戦いということで、ロッキーが関わる最後の対決になるのだろう。あの印象的なテーマ曲が流れ、クリードがトレーニングをする場面は安心できる流れだ。

■ストーリー
『ロッキー4/炎の友情』で最大のライバルにして親友のアポロは、ロシアの王者イワン・ドラゴと対戦。壮絶なファイトを繰り広げた末に倒され、そのまま帰らぬ人となった。あれから歳月が流れ、ついにその息子同士がリングに上がる。シリーズに新風を吹き込んだ傑作と全世界から大絶賛を受けた『クリード チャンプを継ぐ男』でロッキーのサポートを受け、一人前のボクサーへと成長した亡きアポロの息子、アドニス・クリード(マイケル・B・ジョーダン)。

対する相手はドラゴの息子、ヴィクター。ウクライナの過酷な環境から勝ち上がってきた最強の挑戦者だ。アドニスにとっては、父を殺した男の血を引く宿敵となる。アポロVS.ドラゴから、アドニスVS.ヴィクターへ。時代を超えて魂のバトンが手渡される因縁の対決。絶対に見逃すわけにはいかない。世紀のタイトルマッチのゴングが、いま鳴り響く!

■感想
ヘビー級のチャンピオンであるクリード。新たな挑戦者はドラゴの息子であるヴィクターだ。見るからにでかくて強そうだ。チャンピオンとして有名となりセレブな生活をしているクリード。自分の父親が試合で負けた相手の息子との対決。

ヴィクター側の境遇は辛い。ウクライナでの過酷な環境と、勝てなければすぐに見捨てられてしまう現実。ヴィクターとしては自分の父親が勝っている間はチヤホヤされ、負けた途端に手ひどく捨てられたのを見ているだけに…。ハングリーさが違う。

対してクリードは結婚し幸せな生活を続けているのでハングリーさとは無縁だ。こんな状態では試合をしてもあっさりとヴィクターに押され、偶然の事故から試合が無効になったことに助けられている。そこから、クリードはリベンジを誓うのだが…。

明らかに実力不足だ。そこからロッキーに依頼をしてふたりでトレーニングをする。定番的流れであるが、ロッキーのテーマ曲が流れtくると確かに盛り上がる。クリードはヴィクターよりも一回り体が小さいがスピードは優っている。

ラストの試合は、序盤はクリードがボコボコにされる。そこからお決まり通り逆転していく。ヴィクターがボロボロになり始めたころ、ウクライナの関係者たちが早々とヴィクターを見限り試合会場から出ていくのが印象的だ。クリード陣営との対比ができている。

そんな状況でも最後までドラゴは息子を見守っており、最後の最後にはタオルを投入する。わかっていた展開ではあるが、クリードの戦いは盛り上がるのは間違いない。安心できるロッキー的な流れだ。

わかりやすい展開ではある。



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