アナと雪の女王2


 2022.3.12      前作ほどのインパクトはない【アナと雪の女王2】

                     
アナと雪の女王2
評価:2.5

■ヒトコト感想
「アナと雪の女王」は大ヒットした。確かにストーリーというよりは、歌が印象的だ。本作はその続編ということなのだが…。正直ストーリーは前作よりもさらにわかりにくくなっている。エルサの魔法の力の原点を探る物語なのだが…。明確な敵がいないため、誰に対してどのような戦いをしているのかわからない。いつの間にかエルサが森の中に入り込み、ひとり囚われの身となっている。

それを助けるのはアナでありクリストフである。歌についても頑張ってアピールしているのだが…。そこまで印象的な歌はない。明らかに前作のヒットを受けて、続編を作ったというような感じだ。明確な敵がいれば、まだ勧善懲悪としての図式ができあがりもっとシンプルに楽しめたのだろうが…。

■ストーリー
かつて、真実の愛によって姉妹の絆を取り戻したエルサとアナ。3年の歳月が過ぎ、アレンデール王国の女王となったエルサは、アナ、クリストフ、そしてオラフと共に幸せな日々を過ごしていた。だが、エルサにしか聞こえない不思議な“歌声”に導かれ、姉妹はクリストフとオラフを伴い、アレンデール王国を離れて未知なる世界へ。それは、エルサの“魔法の力”の秘密を解き明かす、驚くべき旅の始まりだった…。

■感想
前作から続きの物語。エルサとアナが仲良く暮らし、クリストフとアナは恋人同士で仲良くしている。アレンデール王国には何の問題もないと思われたのだが…。ここで、エルサの魔法に関わる出来事が起こる。なぜエルサが魔法を使えるのか。

森に呼ばれてエルサが魔法の森へ入り込む。この時点ではまだ明確な敵は存在していない。エルサが氷の魔法を使いながら、森からの妨害を排除しながら、奥底へと向かう。よくわからないまま、物語はすすんでいく。

ユニコーンの形をした水の馬や、炎を出すトカゲなどエルサと対決する存在はある。が、それらは結局エルサの仲間となっている。森の中では、結局エルサは囚われてしまう。強烈なインパクトがあるは間違いないのだが、正直ストーリーがよくわからない。

エルサが囚われてからは、それを知ったオラフが消えてしまう。エルサの魔法の力が消失した証なのだろう。アナとクリストフがエルサを助けるために奔走するのだが…。敵を倒すだとか、はっきりとどうすればよいのかわからない状態が続いていく。

エルサは自分の魔法の使い方をはっきりと認識したのだろう。結局はアナとクリストフは結婚することになる。なんだかよくわからないまま物語が終わったというような感じだ。アレンデール王国の過去が描かれているので、前作を見てることは大前提だろう。

前作ほど印象的な曲や歌はない。世間的にもそこまでヒットしていないのだろう。オラフの声優が代わっているはずだが、そこに違和感はない。今後続編が作られることはないのだろう。

前作ほどのインパクトはない。



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