ワイルド・ストーム


 2020.8.19      紙幣を強奪する日に超巨大ハリケーンがくる不運【ワイルド・ストーム】

                     
ワイルド・ストーム [ トビー・ケベル ]
評価:3

■ヒトコト感想
カテゴリー5の巨大ハリケーンが上陸した日、財務省の紙幣処理施設が武装集団に襲撃される。ハイテクなセキュリティを破る武装集団。紙幣処理施設内部の協力者により大量の古い紙幣は武装集団に奪われようとしていた。そんな状態でありながら、外では巨大ハリケーンにより嵐が吹き荒れている。セキュリティ担当のケーシーが奮闘し、施設修理に赴いたウィルの兄弟が武装集団と対決することになる。

気象学者でもあるウィルはドミネーターというハリケーンにもびくともしない車に乗り、武装集団に対抗している。ふたつのポイントがあるのは間違いない。武装集団との対決と、そこにハリケーンが加わるだけで、さらに混沌としてくる。新しいパターンだ。

■ストーリー
その日、アメリカ西海岸には史上最大規模、カテゴリー5の巨大ハリケーンが迫っていた。住民たちが避難する中、財務省の紙幣処理施設を武装集団が襲撃する。それは大災害の混乱に乗じて、6億ドルにも及ぶ現金を強奪しようという前代未聞の犯罪計画だった。施設のセキュリティを担当するケーシー(マギー・グレイス)は、最強の災害用特殊車両“ドミネーター"を操る気象学者のウィル(トビー・ケベル)とともに、悪党どもの計画を阻止すべく、猛烈な嵐と銃弾の中、決死の行動に打って出る。

■感想
カテゴリー5の巨大ハリケーン。そして、ハリケーンを追いかけるドミネーター。このドミネーターは他のハリケーンの映画にちょくちょく登場してくる。ボディを固い鉄板のようなものでおおわれており、ハリケーンに対抗するために、地面に杭のようなものを打ち込んでその場から動かないようにする。

「イン・トゥ・ザ・ストーム」に登場した装甲車タイタスのようだ。ドミネータに乗り武装組織と対決する。後半では、ドミネーターを地面に固定させ、武装組織の車を追突させるという荒業をやってのけている。

財務省の紙幣処理施設には2億ドルもの古い紙幣がシュレッダーにかけられかけていた。それを盗み取ろうとする武装組織。兵士たちを殺さずに監禁し、ゆっくりとセキュリティを解除して紙幣を手に入れるはずだったのだが…。ハリケーンのために停電したりとアクシデントが発生する。

その結果として、様々な者たちが関わり、武装組織はケーシーたちに邪魔をされることになる。あげくは、ドミネーターによって邪魔をされ、その先ではハリケーンにより武装組織のメンバーが空に舞い上がってしまったりもする。

巨大な紙幣をトレーラーに積んで逃げ出そうとする武装組織。それを追いかけるケーシーたち。最後はトレーラーでの激しいカーチェイスとなる。巨大ハリケーンに翻弄され、強固なセキュリティに翻弄され、最後にはトレーラーでのカーチェイスとなる。

かなり盛沢山だ。綿密に計画を立て、紙幣を強奪を実行する日に超巨大ハリケーンがくるのはかなり不運だ。ケーシーとウィルは正義感から武装組織を最後まで追いかけ続け、そして取り返すことに成功する。

盛沢山な内容だ。



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