トレマーズ4


 2021.7.31      グラボイズの原点がここに【トレマーズ4】

                     
トレマーズ 4 [ マイケル・グロス ]
評価:2.5

■ヒトコト感想
トレマーズシリーズ第4弾。前作でのブラボイズ専門のハンターであるバートの祖父の時代を描いた作品だ。シリーズ化して過去までさかのぼるというのはスターウォーズ的なシリーズのようになっている。バートの祖父であるガンマーの鉱山には昔からグラボイズがいた。初代シリーズから象徴的でもあった巨大な水の桶のようなものまでも存在する。序盤ではガンマーはグラボイズの存在に懐疑的であったが、その姿を見た瞬間に、賞金稼ぎのハンターを雇いグラボイズを倒そうとする。

はるか昔からグラボイズとの闘いを続けていた。グラボイズに対しては爆弾や銃で戦おうとする。本作のポイントとしては、ひとりでは何もできないガンマーが、周りの助けを得ながらグラボイズと戦う物語だ。

■ストーリー
1889年、ネバダ州リジェクション。地中をうごめくモンスター“グラボイズ"専門のハンター、バートの曾祖父ハイラム・ガンマーの鉱山では、鉱夫たちが次々と謎の死を遂げる事件が発生。何と当時からグラボイズは存在していたのだ! ガンマーは懸賞金ハンターを雇い、やつらに戦いを挑む。

■感想
銀の鉱山でグラボイズが登場し、作業員たちを飲み込んでいく。田舎の鉱山しかない場所でグラボイズが存在した。その後のグラボイズ騒動の元となる本作。グラボイズの正体が不明のまま、鉱山を所有するガンマーが調査にやってくる。

お決まりのパターンとして、グラボイズの存在を信じないガンマー。それが、巨大な卵を見つけ、グラボイズを目にすると、一目散に逃げ出してしまう。ここから先はいつものグラボイズの騒動と同様で、様々状況からグラボイズの弱点が見えてくる。

グラボイズを倒すためにやってきたハンターは自信満々だ。グラボイズの存在を信じないまま、半信半疑で砂漠を歩く。グラボイズの姿を見た瞬間、それまでの自信が一気にしぼんでしまう。ただ、ハンターとして怖気づくことなくグラボイズと戦っている。

結局のところハンターはグラボイズの犠牲となるためだけに存在しているのだろう。ハンターがそのままグラボイズに丸呑みにされる映像は強烈だ。それまでの威張っていたハンターがやられると、ガンマーは必死になりはじめる。

ラストはグラボイズがいるこの場所を放棄して皆で逃げ出すか、それとも残って戦うのかの決断に迫られるガンマー。ここで、それまで対立していたガンマーと町の者たちが協力してグラボイズを倒そうとする。主要キャラがグラボイズに襲われ食べられてしまった…。と思いきや、実は人間の代わりに置物が食べられていたり。

強烈なインパクトはないのだが、トレマーズシリーズの原点ともいうべき流れなのだろう。ラストではみなで協力して町を守るというのが良い。

定番的なパターンだが面白さがある。



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