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　2021.10.1 　　 　　ケインの圧倒的な存在感【沈黙の嵐　TRUE　JUSTICE2　PART1】

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沈黙の嵐 TRUE JUSTICE2 PART1
評価：3

■ヒトコト感想
前回からの続き。暗殺集団から襲撃を受け、自分のチームが壊滅させられたケイン。仲間が死んだ中で、復讐を誓うケイン。ただ、上司はケインのチームを再び対応させることに否定的なのだが…。ケインは独自のツテを使い、新たな仲間を引き入れようとする。この面接というか、選別がすさまじい。

疑似の戦闘訓練を行い、ほとんどの参加者があっという間にケインにやられてしまう。新メンバーを集め、新たに美女ハッカーを加え宿敵であるカラジックを追い詰めようとする。ケイン役のセガールが圧倒的な力を示す。新規メンバーや生意気なメンバーたちをあっさりとやり込めてしまう。仲間を殺された怒りを復讐心として、ひたすら突き進むセガールがすさまじい。

■ストーリー
謎の暗殺集団の襲撃を受け、自身の特別捜査隊チーム(SIU)を壊滅させられたケイン。ジュリエットとラドナーは殉職し、更に、ケインの右腕であるメイソンでさえ、自分の身を心配してくれる家族のため警察を辞めてしまう。ケインは、CIA時代の戦友・マーカスや、美女ハッカーのフィンチの協力により、襲撃の黒幕が東欧の犯罪王カラジックだと知る!やがて彼は、マーク・シムズとジョニー・ガルシアという歴戦の兵や美女ハッカーのフィンチといった新メンバーに、前チームの女性メンバー・サラを加えて、新たな最強チームを結成。

そして仇敵であるカラジックを追ってバンクーバーに上陸するケイン!殺された部下の無念を晴らすため、セガールの怒りの復讐が今始まる!

■感想
謎の暗殺集団との闘いは続く。ケインは前作で仲間を多く失った。突然、暗殺集団に襲われ、大事な仲間たちを失ってしまう。怒り狂うケインだが、上司は仲間を危険な任務につかせるわけにはいかないので、ケインに手を引くように伝えるのだが…。

暗殺集団のボスであるカラジックは狡猾な動きをする。ケインがどれだけ追いかけようとも逃げ続けている。ケインの一部の仲間は危険な任務に対して離脱する者もいる。ここで、ケインは抜けていく仲間を引き留めることなく行かせることになる。

ケインは不足したメンバーを補充するために新たなメンバーを面接する。立候補するのはいずれも歴戦の強者たちばかり。模擬的に家に侵入するという作戦を、候補者は実行するのだが…。すべてがあっさりとケインにやられてしまう。

ケインのお眼鏡にかなうのはわずかしかいない。精鋭メンバーを集めてのカラジックとの対決が迫る。やはり本作はセガールのための作品なのだろう。ケインは目の前に敵が現れたとしても、瞬時に目の前の拳銃を奪い取り、合気道のような動きをして相手を制圧してしまう。

驚きなのは、ケインのでかさだ。スティーブン・セガールも歳をとったので、肉付きが良くなっている。体重が増えたせいなのか、動きは遅いのだが圧倒的なパワーを感じてしまう。ひとつひとつの打撃の重さもそうだが、最低限の動きで相手を制圧するのがすさまじい。

銃撃戦では多少その動きの遅さは気になるのだが…。なぜか動きが遅くとも決して撃たれることはない。周りで仲間が銃を構えているのだが、敵に対して打撃だけでボコボコにしている場面は強烈だ。

本作のラストもまた「つづく」となるのは予想通りだ。