2021.8.15 長大なシリーズの序章的な作品【沈黙の絆 TRUE JUSTICE2 PART0】
沈黙の嵐
評価:2.5
■ヒトコト感想
スティーヴン・セガールのいつもの沈黙シリーズ。セガール演じるチームのリーダーであるケインが仲間をひっぱりながら暗殺集団との対決に挑む。ほぼストーリーは皆無。ケインと仲間たちがいる捜査隊の本部に暗殺集団が遅いかかる。ケインは仲間に指示をだしながら暗闇の中で暗殺集団と戦う。ひたすら建物の中での戦いが描かれている。そして、ラストは暗殺集団のボスを倒して終わるのかと思いきや…。
「沈黙の嵐」に続くとなる。続編を見ることが前提となっている作品だ。セガールがその太い体で激しいアクションはできないのだが、いつもの、なんだかよくわからない迫力はある。ゆっくりと相手を攻撃し、敵の攻撃はなぜかケインには当たらない。定番的な作品だ。
■ストーリー
シアトルで、特別捜査隊チーム(SIU)のリーダーとして4人の部下を率いていたイライジャ・ケイン(スティーヴン・セガール)。しかし、謎の暗殺集団の捜査隊本部への強襲によって、次々と倒されてゆくメンバー達。やがてリーダーのケインも敵の凶弾に倒れてしまう!果たして、SIUの運命は!?
■感想
ケインは見た目は太ったおじさんだが、明らかにすさまじい迫力がある。昔のようなスピード感あふれるアクションや格闘ができるわけではない。年齢や体重の問題で激しく素早い動きはできないのだろう。ただ、迫力は健在だ。逆にゆっくりと動き、それでも相手を制圧してしまう圧力というのは昔よりも増しているのかもしれない。
自らのアピールポイントをすべて把握できているのだろう。藁を編んだような棒を日本刀で斜めに切り裂く映像がでてきたりと、セガールのプロモーションビデオのような雰囲気すらある。
4人の部下と共に暗殺部隊との対決をするケイン。お決まりどおり、仲間が敵の銃弾に倒れたりもする。そもそものストーリーがほとんどないので、部下のキャラ付けのためか、途中で部下の日常風景が描かれたりもしている。
ただ、どのような理由で暗殺部隊と戦うことになったのかが、いまいちよくわからなかった。部下を守ろうとするケイン。にもかかわらず部下はやられていく。ケインはマシンガンを持ち敵に突っ込んでいく。敵組織についても、それなりにキャラ立ちさせようとしているのだが…。いまいちよくわからない。
暗殺部隊との闘いも終盤を迎えたころ、突如として「続く」となる。続きは「沈黙の嵐」で見てくださいということなのだろう。正直言うと、続きを見なくとも結末は想像できてしまう。ただ、ケインがどのように暴れまわるかを楽しむ作品だろう。
重要な部下もそれなりに犠牲になるのだろう。敵キャラも、より強い敵が登場してくるかもしれない。ただ、どのような状態になろうとも、ケインひとりが生き残ることは確定しており、敵を殲滅するのは想定内なのだろう。
スティーヴン・セガールのいつものアクション作品だ。
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