2021.12.10 学生たちが作った超高性能ロボ【ザ・トランスフォーム 地球外生命体】
ザ・トランスフォーム 地球外機械生命体 [ シェリー・スターリング ]
評価:2.5
■ヒトコト感想
タイトルだけ見ると、「トランスフォーマー」と関係があるのかと思ってしまう。見た目的なインパクトは一瞬あるのだが、ストーリーが微妙だ。学生たちが作り上げたロボットをテストするために山奥のキャンプ場へ向かう。そこでロボットを動かすのだが、信じられないような高性能の二足歩行ロボとなっている。
AIで判断しロボットを作った学生たちのヘレンとクロエとルークを守るために戦ったりもする。「ブレアウィッチ」のように、手持ちカメラの映像がメインとなりドキュメンタリー感を高めている。地球外生命体に襲われた際に、ロボがヘレンたちを守ったりもする。映像的なインパクトはあるのだが、ストーリーがいかにもチープな展開となっている。
■ストーリー
20XX年。世界各地でUFOが目撃され、人々の失踪が相次いでいた頃。ロボット工学科の学生、ヘレン、クロエ、ルークの3人は高性能人型ロボット《ホーネット》を完成し、実験のため人目のない山奥に向かう。だがそこで、彼らは巨大UFOに遭遇。その光線を浴びたホーネットは、突如ヘレンたちに襲いかかって来た。ホーネットの部品はエイリアンが地球に送り込んだ物であり、侵略兵器だったのだ…。
■感想
学生のヘレンたちはロボットを開発し、そのテストのために山奥へ向かう。3人が作成したロボットはものすごいクオリティだ。まるでガンダムのような二足歩行ロボットであり、AIが搭載されている。ルークが持つビデオカメラで記録しながらのテストである。
ロボットのカメラ目線での映像もあいまに追加されている。ロボはスムーズに走り出し、空を飛んだりもする。とても学生だけで作られたロボのように見えないのだが、物語はそこから警察の取調室のような場所へうつる。
ルークが取り調べを受けている。何かしらロボに問題があったと思われるのだが、まだ何が起きたのかわからない状態だ。そこから、ロボの暴走や謎の地球外生命体が存在し、そして影響を受けた人間たちがルークたちに襲い掛かってきたりもする。
ちょっとゾンビ映画っぽくなっている。謎のエイリアンに汚染された人間たちから逃げるルークたち。そして、ロボのプログラムを改造し、ルークたちを守るために人間を攻撃することができるようにする。かなりの高性能ロボであることは間違いない。
取調室では、ルークは謎の人物から問い詰められる。学生たちだけで作れるクオリティのロボではないと。言い訳しつつも、エイリアンの機器の助けがあるのは明らかだ。ロボがルークたちを守るためにUFOと戦ったりもする。
結局は地球外生命体の機器を教授がどこからか手に入れ、そのために信じられないような高性能ロボとなっている。タイトルからすると、トランスフォーマーのようにロボ同士の対決かと思ったのだが、どちらかというとドキュメンタリーチックな流れとなっている。
映像的な仕組みは面白いのだが、ストーリーはいまいちだ。
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