テッド2


 2020.5.31      テッドに人権はあるのか?【テッド2】

                     
テッド
評価:3

■ヒトコト感想
見た目はかわいらしいクマのぬいぐるみだが、中身は中年オヤジ・テッド。ジョンとテッドのくだらなく下品なギャグの数々は笑いがでる。ちょうど本作に登場してくるギャグが自分の年代にばっちりはまり込むネタだったので面白さが倍増した。今回は、テッドが人間ではなく所有物か、という裁判がメインだ。テッドはセクシーな女性と結婚していたが、それすらも無効とされそうになる。

テッドは養子を得ることを希望するのだが、テッドが人間ではないので不可能になる。前作同様にテッドの宿敵は存在しており、テッドを解体して秘密を暴こうとする。ジョンとテッドのくだらないやりとりと、下品極まりないギャグの数々。ニヤリと笑える面白さがあるのは間違いない。

■ストーリー
中年テディベアのテッドと親友のジョン(マーク・ウォールバーグ)は、相変わらず平凡な毎日を送っていたが、唯一大きな変化があったのは、そう、テッドがバイト先で知り合ったカノジョ、タミ=リンとまさかのゴールインを果たし、夫婦となっていたのだ! めでたし、めでたし――。で終わるはずがない。あることがきっかけで、テッドは子供を持ち、父親になる事を決断するが、州政府より「テッドは人間ではなく“モノ"である」と通達され、子供を持つ事はおろか、タミ=リンとの結婚さえも無効と判断されてしまうのだった――。

果たしてテッドは、低モラルな中年テディベアではなく、低モラルな中年オヤジと認めてもらう事が出来るのか? そして愛する女性と共に、夫となり、父となる事は出来るのか?

■感想
前作から引き続き、クマのぬいぐるみがコミカルな動きをするのだが、実際には中身はおっさんというギャップを楽しむ作品だ。テッドは見た目と大違いで下品なギャグをくりかえす。ジョンは子どもがそのまま大人になったようなキャラで、テッドと一緒になって下品な言葉をくりかえす。

テッドはセクシーな奥さんがいるのだが、倦怠期を迎えた夫婦のような雰囲気がある。お互い愛し合っているのだが、子供を作ることはできない。養子をとろうとするのだが、テッドが人間ではないということで却下されてしまう。

テッドが人間かモノかの裁判がスタートする。相手にはおもちゃメーカーの暗躍があり優秀な弁護士が登場してくる。こちらの弁護士は新人女子となる。テッドは逆風をはねのけて人間として生活できるのか。もしモノと判断された場合は、おもちゃメーカーが暗躍してテッドをとらえて分解し秘密を見つけ出そうとする。

テッドとジョンはくだらないことを言いながら、裁判で勝とうとする。しょうもないギャグがどうも自分の年代にぴったりくる内容なので、ニヤリと笑えてくる。

コミカルでかわいらしい見た目のテッドだが下品で女好き。最後には予定調和的に裁判に勝利するテッド。ジョンも弁護士の女と仲良くなったりもする。テッドは無事に養子をもつことができる。テッドが父親というのも違和感しかない。

赤ちゃんをあやすぬいぐるみとしては良いのかもしれない。裁判の際にテッドがスーツを着ているのだが、この意味不明感が良い。普段は素っ裸ということなのだろうか。テッドシリーズが続くかわからないが、そろそろネタ切れかもしれない。

テッドの下品さが作品のポイントだ。



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