スカイライン 奪還


 2020.4.17      人間から脳を抜きとるエイリアン【スカイライン 奪還】

                     
スカイラインー奪還ー [ フランク・グリロ ]
評価:2.5

■ヒトコト感想
スカイライン征服の続編にあたる作品。今回も人間の脳を奪い取る人間狩りは健在だ。侵略されて終わった前作から、本作では奪還というタイトルどおり、囚われた人間たちを救う物語となっている。ただ、その方法というのが…。人間たちが一致団結して反撃するというのではなく、人間が奪われた脳はロボットに組み込まれる。

そのロボットを人間の心を持つ者たちが制御し、エイリアンと対決するという流れだ。序盤から青い光に人々は引き寄せられていき、宇宙船に捕らえられてしまう。エイリアンは自分の姿とそっくりな巨大ロボットに乗ったりもする。エイリアンの前では、人間たちは無力でしかない。頼れるのは、エイリアンのロボットに取り込まれた人間の脳のみだ。

■ストーリー
突如として世界各地に現れ、地上から人々を吸い上げていく未確認飛行物体。軍隊の攻撃も空しく、地球はわずか3日間で征服された。しかし、人類反撃の希望は僅かに残されていた―。救いのないラストへの衝撃に、賛否両論が巻き起こった『スカイライン-征服-』から7年の時を経て、侵略されるがままだった人類がついに遂に立ち上がり、地球奪還の激しいバトルを繰り広げる続編。

■感想
前作から衝撃的だったエイリアンに脳を奪い取られるシーン。本作でもいきなり青い光が上空から差し込むと、それに目を奪われた人々は表情が変貌しそのまま宇宙船に取り込まれてしまう。宇宙船による人間の誘拐を描いた作品。

前作まではエイリアンの前になすすべなく屈服するしかなかった。本作では人間たちの反撃がスタートする。宇宙船に取り込まれた人間たちは、UFOキャッチャーのぬいぐるみのように捕まれ脳だけを綺麗に抜き取られる。まるでエビの皮を綺麗に向いて中身だけを取り出すような感じだ。

エイリアンたちは自分にそっくりな巨大なロボをもっている。人間たちはそのロボを見ると絶望する。人間の科学力では太刀打ちできない状況となっている。宇宙船に囚われた者たちは、次々と脳を抜かれていく。そして、抜き取られた脳はエイリアンのロボットに埋め込まれていく。

なんだか特殊なロボであることは間違いない。人間の脳により動くロボ。そして、予想とおり人間の脳の中には、人間らしさを取り戻す者もあり、あべこべにロボを操作したりもする。

結局は、奪還というタイトルとおり、エイリアンに征服された人間たちを奪還するために、エイリアンのロボを使うという流れだ。主役の男は息子をエイリアンに誘拐される。そして、息子の脳が埋め込まれたロボと共闘する。

人間の脳を埋め込んだばかりにエイリアンは自分たちのロボと戦うことになってしまう。映像的なインパクトはすごいのだが、それだけだ。ストーリーとしてもある程度想像できる流れではあるし、ひねりのない展開はしだいに飽きてくる。

映像のみ楽しむべき作品だろう。



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