ロボット2.0


 2021.7.30      進化したインド映画【ロボット2.0】

                     
ロボット2.0 [ ラジニカーント ]
評価:3

■ヒトコト感想
インド映画。インドでもスマホが当たり前になっており、誰もがスマホを持つ中で、そのことについて警告するような作品だ。インドのスマホが次々と空へ飛び行方不明となる。そして、そのスマホが集まり巨大な鳥となりスマホのアンテナを破壊していく。スマホに汚染された世界を変えようと、スマホ自身がひとつの塊となり攻撃を仕掛けてくる。ターゲットとなったのはインドの大臣やスマホ販売会社の社長、そして、スマホのアンテナだ。

スマホの怪物と対決するのはバシー博士が作ったロボットだ。インド映画らしさがない。ただ、随所にちょっとしたコメディの要素があり、ラストではインド映画独特の全員そろっての踊りがある。これがなければインド映画ではないのだろう。

■ストーリー
バシー博士(ラジニカーント)は助手のロボット・ニラー(エイミー・ジャクソン)とスマホの行方を追ううちに、無数のスマホが合体し巨大な怪鳥に変身している現場に遭遇。 やがてその巨大怪鳥は人類を襲いだし、軍隊でも抑えきることのできないモンスターと化してしまいました。

■感想
インドの人々が通話やSNSをしている時、突如としてスマホが空中へ飛びあがりどこかへ飛んでいってしまう。人が使っているスマホだけでなく、販売店へ持っていくための輸送のトラックの中のスマホまでもがすべてどこかへ飛んでいく。

最初はハッカーの仕業かと思いきや…。大量のスマホが集まり巨大な鳥となり人々を襲い町を破壊していく。スマホの影響で野生の鳥が死滅することに警告をしていた教授の怨念がスマホに乗り移り怪物を作り出した。スマホ販売店の社長がスマホに殺される場面は強烈だ。

スマホの怪物の調査に乗り出すのはバシー博士だ。なんらか、この博士と博士が作ったロボットについて過去に問題があったような描写がある。もしかしたら、前作が存在したのかもしれない。本作では博士が作ったロボットが大活躍してスマホの化け物と対決するのだが…。

イメージではアイアンマンのようなかっこいいロボットのはずが…。登場したのは、おじさんがサングラスをかけたような見た目のロボットだ。見た目からすると、到底正義のヒーローのようには見えない。ただのおじさんのコスプレだ。

一度はスマホの化け物に勝利するのだが、ハジー博士がとりつかれてしまい、敵がよりパワーアップしてしまう。ここで、ロボットの方もバージョンアップし対決する。しまいには小さなロボットまでが登場しハジー博士を助け出そうとする。

インド映画も進化しており、CGをバリバリつかった作品となっている。ハリウッド大作的な雰囲気すらある。インド映画らしさといえば、エンディングでいつのも全員集合でのダンスがあるのが良い。統一感のあるカラフルな色の衣装を着て、満面な笑みでダンスをする。強烈だ。

ロボットのキャラが個性的すぎる。



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