レゴニンジャゴー ザ・ムービー


 2020.4.21      5人のレゴ忍者たちが大活躍【レゴニンジャゴー ザ・ムービー】

                     
レゴ ニンジャゴー 70676
評価:3

■ヒトコト感想
レゴの映画はいくつか見たことがある。レゴシリーズの映画は声優が固定化されているのでわかりやすい。レゴ独特のコミカルな表情と動きがよい。今回はレゴニンジャゴーという特定のレゴに焦点が当てられている。悪の帝王ガーマドンと町を守る正義のニンジャ戦士たち。5人のニンジャというのは日本的だ。ただリーダーが緑というのは意外かもしれない。

それぞれが特殊能力をもちガーマドンと対決する。実はグリーンニンジャの父親がガーマドンだという流れが後半では重要になる。レゴシリーズの常として人間界との接点が登場してくる。今回も、最終兵器としてレーザポインタが登場してくる。なんのことかと思ったらレーザーにじゃれつくネコが脅威だという話だ。

■ストーリー
昼間は普通の高校生、夜はグリーンニンジャとしてニンジャゴー(R)シティを守るために戦うロイドは、あるとき仲間のニンジャ戦士ともども究極の冒険に巻き込まれる! 知恵もあるが毒もあるウー先生に率いられ、ニンジャ戦士たちは悪の帝王ブラックガーマドンを倒さねばならない。ヤツこそは史上最悪の敵だが、その正体は何とロイドの父親。旅の中でロイドたちは、仲間を信じ、力を合わせることの大切さを学んでいく。彼らは内なるパワーを解き放ち、街を救うことができるのか! ?

■感想
レゴニンジャゴーというレゴのシリーズはよく知らない。ただ、ニンジャとついているだけに日本的な雰囲気が強い。冒頭でいきなりジャッキーチェンがでてくるあたり、東洋を意識したのだろう。

レゴの映画としての面白さはそのままに、ニンジャを登場させガーマドンというわかりやすい悪役を作り、家族や仲間、そして親子関係や内なるパワーを解き放つなんてことが描かれている。前作ほどすべてがレゴというわけではない。水や煙はそのままになっているので、レゴ感でいうと前作の方が強いだろう。

レゴの世界では必ず人間界とのつながりがある。本作でも最終兵器としてレーザーポインタが登場し、それを照らすことで猫がレゴの世界にやってくる。レゴにとって猫は天敵なのだろう。レゴブロックを次々壊していく。このレゴの天敵である猫の存在がよい。

悪というのではないのだが、猫に壊されるレゴたちはなすすべがない。レゴにとっては猫が最終兵器というのもうなずける流れだ。ガーマドンとニジャたちの対決も、後半はトーンダウンしていく。グリーンニンジャとガーマドンが親子ということがわかると、ガーマドンも変わっていく。

ラストはニンジャたちが自分の内なる力を解き放つことで物語は終わっていく。ガーマドンという明確な敵がいたのだが、それもトーンダウンしていく。敵がいない世界ではあるが、崩れるレゴから市民を救うというのがニンジャたちの使命となる。悪にも家族がいる。正義の味方にも家族がいる。

悪のトップと正義のヒーローが実は親子だったという流れはありがちだが、レゴならではのちょっとユーモアを交えた展開がよい。レゴニンジャゴーはアニメでやっているらしいが、ファンならば見逃せないだろう。

普通のレゴとは違う雰囲気を醸し出している。



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