LEGO(R) ムービー


 2017.7.12      レゴの世界と現実がリンクする 【LEGO(R) ムービー】

                     
LEGOムービー【Blu-ray】 [ クリス・プラット ]
評価:3

■ヒトコト感想
レゴの世界がそのまま映画化されている。レゴのいち作業員であるエメットが主役となり、レゴワールドを支配するおしごと大王から世界を救う物語だ。レゴの世界なので、水や煙もレゴブロックなのが面白い。おしごと大王の目的が、レゴを正しく組立て、接着剤で固めること。対してエメットたちは、レゴを自由な発想で組み立てようとする。

レゴブロックを組み立て宇宙船を作ったり潜水艦を作ったり。敵の激しい攻撃を受けて壊れたとしてもブロックで修復する。エメットが考え出したのは2段ソファーというなんともヘンテコなもの。単純なレゴの世界で終わるのではなく、現実世界へと続いていくのが、オチとしてのすばらしさを生み出している。

■ストーリー
エメットは、どこにでもいるフツーの青年。なのに、なぜか伝説のヒーローに間違われ、レゴ(R)ワールドを支配するおしごと大王から、世界を救わなければならないハメに! でも、本人はヒーローの覚悟なんてゼロ。世界の終わりまであと3日…。

どうするエメット、どうなるレゴ®ワールド──! ?ブロックさえあれば、どんなものでも作り出せる! それがレゴ®ワールド。高層ビルが建ち並ぶ大都市、最新型の飛行機や蒸気機関車、山々がそびえ立つ大自然から宇宙まで、どんな夢だって、自分の手で実現可能だ。そんな世界に、大興奮のシークレットキャラが次々と登場、大騒動を繰り広げる。

■感想
ごく普通の作業員だったエメットが伝説のヒーローとなる?レゴの世界の物語であり、おしごと大王から世界を守るために戦う。レゴのシークレットキャラクターたちが、レゴの世界で大暴れする。そこには、スーパーマンやバットマン、ワンダーガールにシャキールオニールまで。

実在するレゴのキャラクターたちが、レゴの世界を救うために戦う。おしごと社長はレゴを正しい組立方をして、接着剤でくっつけることを目的としている。対してヒーローたちはレゴを自由な発想で自由に組み立てる世界を作ろうとする。

すべてがレゴなので、当然水や煙もレゴで表現されている。潜水艦を速攻で作り上げたはいいが、レゴの水にもぐりこむと、潜水艦から水が流れ込んでくる。煙や炎など、何もかもレゴというのが良い。ドジなエメットだが、いつのまにかレゴの世界を救う希望のヒーローのようになる。

そして、覚醒するとまたたくまにすばらしい作品を作り上げている。レゴのキャラクターとしての面白さもあるのだろうが、なによりレゴの世界の物珍しさが良い。これだけである意味、本作を見る価値があるのだろう。

突如として現実世界になり、そこでレゴの世界のからくりが明らかとなる。この流れは秀逸だ。単純なレゴブロックの世界で終わるのではなく、現実世界をからめることで説得力が増している。なぜおしごと大王がレゴの世界を支配したがるのか。

レゴの本来の意味はどのようなものなのか。レゴの世界と現実の世界がリンクする場面は、強烈なインパクトがある。レゴは誰もが自由な発想で自由な作り方をしてよいモノだという強烈なメッセージを感じさせる作品だ。

家族で見るには良い作品かもしれない。



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