2020.10.4 地割れから飛び出すマグマ蜘蛛【ラバランチュラ 全員出動!】
ラバランチュラ 全員出動
評価:2
■ヒトコト感想
元スター役者であったコルトンが巨大な蜘蛛のような怪物と対決する物語だ。低予算のB級映画であることは間違いない。火山の噴火に誘発され地震が発生する。地震による地割れが起き、そこから巨大な蜘蛛が湧き出てくる。この蜘蛛がくせもので、マグマのような色をしている。そのため、人にとりつくと、人はあっという間に燃えてしまう。
銃で狙撃すれば倒すことはできるのだが、蜘蛛は次々と地割れから湧き出てくる。まるでマグマのように次々と現れる蜘蛛たち。蜘蛛の体からはマグマのような赤いドロドロとしたものが見えている。なぜかコルトンが積極的に動いていくのだが…。強烈なインパクトがあるのは謎の蜘蛛との対決だろう。
■ストーリー
今から20年前、主演映画が大ヒットし一躍スターとなったコルトンだったが、今ではその面影も無く、なんとかB級映画に出演させてもらう始末。しかし、過去の栄光が忘れられないコルトンは、その日もスタッフと衝突し、撮影現場を飛び出してしまう。怒り心頭のコルトンがロスのハイウェイを走る中、突然の大きな地響きと共に、サンタモニカ山地の火山が噴火する…。
■感想
元売れっ子スターであったコルトンが、今の状況に不満を感じつつも、映画撮影にのぞんでいる。そこで発生した地震により周りは大慌てとなるのだが…。そこからさらに地割れが起きた場所から謎の蜘蛛が登場してくる。
体からマグマのようなものが見え隠れする謎の蜘蛛。バスのフロント部分にとりつくと、その瞬間にバスが溶けたりもする。この湧き出てくる蜘蛛が恐ろしい。コルトン以外はあまり気にしていない状態だが、次第にことの大変さに気づいてしまう。
コルトンがひとり気を吐くのだが、周りもだんだんと状況の厳しさに気づき始める。コルトンの妻が激しく蜘蛛と戦ったりもする。家に侵入してきた蜘蛛に対して、家に飾っている騎士の剣を使って蜘蛛と対決する。
突っ込んでくる蜘蛛を騎士の盾でガードするのだが、盾は蜘蛛の熱で溶けてしまう。最後にはコルトンの妻が剣で蜘蛛を切り裂いている。ごく普通の中年女性が妙にパワフルな戦いを繰り広げる。そのほか、若者たちは何も知らずはしゃいでいるところに蜘蛛が現れパニックになったりもする。
なぜ火山の噴火から蜘蛛が登場してきたのかが語られる。当然納得できるものではないが、次々と湧き出てくる蜘蛛を止めるためには、女王蜘蛛を倒すしかない。女王蟻のようなイメージなのだろう。ボスを倒せば部下たちも静まる。
この手の流れは確か「インディペンデンスデイ リサージェンス」にもある。普通に考えると、大量の蜘蛛を退治するのは大変だ。ただ、ボスを倒せば終わるとなると、映画的にもすっきりと終わりが見えるので便利なのだろう。
強烈なB級映画だ。
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