2020.9.21 原点に帰ったプレデターシリーズ【プレデターVSネイビーシールズ】
プレデターvsネイビーシールズ
評価:2.5
■ヒトコト感想
プレデター関連の映画作品はいくつかある。そんな中で本作ではプレデターがアメリカ海軍特殊部隊(ネイビーシールズ)と対決する。謎の飛行物体にはプレデターが乗っていた。調査するためにやってきたネイビーシールズたちは、姿の見えない敵に殲滅されることになる。プレデターの特徴のひとつでもある姿が見えない状態。ネイビーシールズたちに対して、圧倒的な力を発揮するのだが、ネイビーシールズたちも黙ってはいない。
仲間を助けるために新たな軍隊がやってくるのだが…。プレデターと軍隊の対決という初期の名作に戻ったような感じだが、いまいちだ。すでにプレデターとしては使い古されたネタのため、ネイビーシールズとの対決としても新たな何かが必要だろう。
■ストーリー
中米のジャングルに正体不明の飛行物体が墜落。調査に向かったチームが、消息を絶った。アメリカ海軍特殊部隊《ネイビーシールズ》のエイドリアン中佐は、仲間を救出するため現地に飛ぶ。だがそこで兵士たちが遭遇したのは、“姿の見えない敵”からの攻撃だった。次々と仲間を失いながら、ジャングルの奥地に踏み込んだエイドリアンたちは巨大な宇宙船を発見するのだが…。
■感想
プレデターシリーズはいくつか見たことがある。エイリアンとの対決や、侍や異常者など特殊な人間たちとの対決など様々だ。本作は原点に帰ったように、強力なネイビーシールズとの対決となっている。プレデターが乗った宇宙船が不時着し、それを調査しに向かったネイビーシールズたちはあっさりとやられてしまう。
プレデターとの対決では、必ずプレデター側が姿を消すというのがある。見えない敵の攻撃に苦戦するシールズたち。すでに武器からしてプレデター側が有利すぎるので、太刀打ちができていない。
プレデターとしての特徴は最新の攻撃機器を使うことと、透明になること。それに対して、ネイビーシールズはいつもの軍隊式の対応ということになる。未知のものに対する対応というのはアクシデントがありながらプレデター相手によく戦っているということだろう。
プレデター側も圧倒的に武器の面で有利とはいえ、少人数だ。多数の米軍たち相手で、次々とプレデターたちもやられていく。いつもの良くイメージするプレデターとは異なり、鎧のような防具を付けているので、プレデターの素のグロテスクな部分は見えていない。
プレデターはただ地球に不時着しただけ。そこにドヤドヤと米軍がやってきて勝手に敵と判断して攻撃してくる。そのグロテスクな見た目から想像できないようなソフトな終わり方となる。最後に生き残ったシールズの味噌っかす扱いの兵士とプレデターひとり。お互いに無益な戦いを繰り広げたことを後悔するという、なんだか変わった結末だ。
プレデター的な面白さはオリジナルには勝てない。ネイビーシールズが戦うというのも別に新しい要素ではないため、特別な印象がないのは確かだ。
プレデターシリーズの中では普通なため、目新しさがない。
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